日テレ『リモートで殺される』、「時間のムダ」と酷評! 放送後の“Hulu独占配信”にも「ウンザリ」の声
本田翼、新田真剣佑、前田敦子、乃木坂46・齋藤飛鳥らが出演したリアルタイムミステリードラマ『リモートで殺される』(日本テレビ系)が、7月26日に放送。音楽プロデューサーの秋元康氏が企画・原案を担当し、ホラー映画『リング』シリーズなどのヒット作を手掛けた中田秀夫氏が監督を務めた話題作だが、ネット上で大きな批判を浴びているという。
「この作品は、新型コロナウイルスの流行に伴う自粛期間中に、高校の同級生6人がリモート通話を通じて再会。過去に起こった同級生の自殺騒動などについて話しているうちに、別の同級生が火事で死亡する事件が起こり、さらに、リモート通話に参加した6人も次々に殺されていく……といった内容です。同作のラストでは、殺人事件の真犯人や過去の自殺騒動の顛末などについて明かされたものの、完全には詳細が判明せず、本編終了後に有料動画サイト・Huluで独占配信された『リモートで殺される 殺人の裏側編』にて、真相が明らかになる形でした」(芸能ライター)
この“肩透かし”とも言える結末に、ネット上では「これで終わり? すっごいモヤモヤするんだけど!」「この手法、詐欺と言ってもいいんじゃない?」「時間をムダにした」といった批判が続出。また、「『あなたの番です』とまったく同じ流れじゃん。いい加減やめてほしい」「この手法を繰り返していると、今後誰も見なくなるよ?」と、昨年同局で放送された連続ドラマ『あなたの番です』と同様の展開だったと指摘する声も多い。
「『あな番』は、昨年4月から9月にわたって放送された連続ドラマで、『リモートで殺される』と同じく秋元氏が企画・原案を担当。最終回の平均視聴率は19.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と大ヒットしましたが、こちらも最終回の放送後、元乃木坂46・西野七瀬が演じた真犯人のバックグラウンドを描いた『番外編 過去の扉』がHulu限定で配信されており、『“Huluに入らないと全部見られない”って、最初に言ってよ』『ちゃんと地上波で完結させろ!』と批判が相次ぎました。この“続きはHuluで”という終わり方は、日テレの連ドラで何度も用いられている手法ですが、『いい加減にしてほしい』『残念な終わり方』『このやり方、本当にウンザリ』と毎回不評を買っています」(同)
昨年10月期に放送されたTBS系の連続ドラマ『グランメゾン東京』でも、動画配信サイト・Paraviで番外編『グラグラメゾン東京 ~平古祥平の揺れる思い~』を本編と同時配信していたが、こちらはメインストーリーにほとんど影響を与えない内容だったため、番外編だけ配信にした手法はおおむね好評だった。
「配信サイトをうまく使えばブーイングも出ないのでしょうが、日テレはことごとく失敗している印象。『Huluの加入者数を増やす意図が見え見えでイヤ。断固として入りたくない』『こういうやり方ばっかりだと、日テレのドラマ自体見たくなくなる』といった声もあり、“Hulu商法”のようなことが続けば、視聴者が離れていってしまうかもしれません」(同)
何度批判を浴びても、頑なにこのスタイルを貫く日テレ。結局、“Hulu商法”は成功しているということなのだろうか……?