バーミヤン・幸楽苑・天下一品“ランチメニュー”格付け! 第1位は850円の「野菜たっぷりタンメン」
「おいしいごはんが食べたい、でも自炊するのはめんどくさい!」そんなズボラ女子の救世主といえば、コンビニ・ファミレス・ファストフード! 毎日の食事をおいしく楽チンにするため、“お酒とおつまみ大好き”管理栄養士・川村郁子先生に、さまざまなテーマに合わせた「おすすめメニュー」を聞いちゃいます。
大手ラーメンチェーン、ランチメニューベスト3
ランチにラーメンチェーンを利用する人もいるのでは? 手軽に食べられて、おなかも心も満たされるのがいいところですが、高カロリーで塩分も摂りすぎになってしまうのが気になるポイント。栄養を考えながらラーメンを食べる人なんて、そんなに多くはないと思いますが、今回はあえて“栄養バランスのいいラーメンランチメニュー”を、管理栄養士の川村先生に教えていただきました。
――おいしくラーメンを食べるためには、やっぱり健康な体が必要! ということで、まず気になるのはカロリーなんですが、ラーメンチェーン店のランチセットは、一般的な“お昼ご飯”として見ていかがですか?
川村郁子先生(以下、川村) ラーメンの種類やセットの内容によっては、カロリーオーバーになってしまいますね。しかし、どうしても食べたい気分のときは、思い切って食べましょう! お昼をラーメンランチにしたら、朝・夕食はカロリーを抑えたメニューにしたり、いつもより少し多く運動して、1日のトータルでカロリーオーバーしないようにすればOKです。
一方で、ラーメンはカロリーだけでなく、塩分の多さも気になります。厚生労働省の「食事摂取基準2020年版」によりますと、1日の摂取基準は30代女性で6.5gとされていますが、ラーメン1杯の食塩相当量は6~10gほど。スープまで全て飲み干すと、1日分の基準以上の塩分を摂ることになってしまうんです。生活習慣病予防の観点から言えば、ラーメンのスープは残した方が無難です。もったいないという気持ちはあるのですが……。
ちなみに、私もラーメンが大好きでよく食べ歩いています。お昼にラーメンを食べた日は、夕食を野菜や豆腐のサラダにしてカロリーオフしたり、減塩のために翌日の食事も汁物や漬物を食べないようにして調整しています。
――ラーメンチェーン店のランチメニューを見ると、ラーメンとご飯がセットになっている場合が多いです。炭水化物同士の組み合わせになりますが、これは管理栄養士から見てアリですか?
川村 正直この組み合わせは……相当な運動や肉体労働をする方でない限りは、あまりおすすめできません。特に、運動習慣がない方の場合は、摂りすぎた炭水化物はそのまま中性脂肪として蓄えられ、肥満の原因になってしまいます。
ラーメンとセットで食べられることの多い餃子も、私は炭水化物だと考えています。餃子は脂質も多いメニューですが、ランチセットにプラスされる少量のものであれば、そこまで神経質にならなくていいでしょう。むしろ、お昼は代謝が上がりますから、どうしても食べたいときには、ランチで食べるのがいいかもれませんね。