サイゾーウーマンコラム上半期ファッションニュースベスト3 コラム コロナ禍で大打撃 「ユニクロ参入で布マスクバブル崩壊」「人気アパレルでセクハラ辞任」2020年上半期ファッションニュースベスト3 2020/07/19 16:00 サイゾーウーマン編集部(@cyzowoman) ファッションコラム 第3位:マスク不足でアパレルの参入相次ぐもバブル崩壊! ユニクロ「エアリズムマスク」発売でトドメ ユニクロ公式サイトより 新型コロナの感染拡大によって、マスクの需要が2月下旬頃から急増。また、これまでマスクの生産はほとんど中国まかせだったのですが、同国で新型コロナのオーバーショートが起こると、輸入がストップしてしまいました。この2つの要因によって、深刻なマスク不足となり、それまで50枚で700円前後だったマスクが、3月のピーク時には4,000円くらいにまで値上がりしたのです。 そこで、相次いで国内外のアパレルブランドがマスクの製造販売に参入しました。その理由は「マスク不足を解消するという社会貢献のため」「衣料品が売れない中、会社を存続するため」の2つです。 しかし、4月に入って、興和やシャープ、アイリスオーヤマといった大手企業が月産数千万枚単位でマスクを供給し始めると、あっという間にマスク不足は解消。値崩れを起こし、5月末にはほぼ元の価格に戻ってしまいました。大手企業がマスクの生産に乗り出すことは早くから発表されていましたから、近いうちにこのような事態になることはわかりきっていました。にもかかわらず、参入する企業があまりにも多いことに驚いたものです。それほどにひっ迫した状況だったのでしょうか。 6月19日には、ついに国民的ブランドとも言えるユニクロが「エアリズムマスク」の販売を開始。3枚990円という低価格で、発売後数時間で完売してしまうほどに注目を集めました。また無印良品も6月上旬に2枚990円の布マスクを発売しています。よほどデザインや色・柄にコダワリがなければ、布マスクが欲しい人は、ユニクロか無印良品で十分でしょう。そういう意味では「布マスクバブルははじけた」と言えます。継続して布マスクの販売を続けるブランドは「社会貢献」のことだけを考えるべきでしょう。 (南充浩) 前のページ123 最終更新:2020/07/19 16:00 セブンネット ユニクロ対ZARA ユニクロ、あまりにも派手すぎるトドメの刺し方 関連記事 「エアリズムマスク(ユニクロ)」速攻レビュー! 29℃で15分つけて早歩きした結果……普通の大きなマスクだったユニクロ「エアリズム」だけじゃない? 「無印良品」「グンゼ」の夏用インナーが期待されるワケジーユー(GU)「マシュマロパンプス」大ヒット! 「安い靴は質が悪い」を覆す、無印&ワークマンの靴とはハニーズが抱える“3つの地雷”! 「ユニクロ」「GU(ジーユー)」に見劣りしてファン離れ?しまむら苦戦、「しまパト」も困難に? 「ユニクロを参考に」停滞を打破するための4つの検討 次の記事 神戸山口組「再分裂問題」を元極妻が考える >