コラム
知られざる女子刑務所ライフ93

元女囚が考えるセレブと覚醒剤――クスリはそもそも「お金持ちの遊び」、何度逮捕されても揉み消せる?

2020/06/14 16:00
中野瑠美改め瑠壬(作家)

 覚醒剤の使用や密売などで逮捕起訴され、通算12年を塀の中で過ごした後、その経験を基にさまざまな活動を続ける中野瑠美さんが、女子刑務所の実態を語る「知られざる女子刑務所ライフ」シリーズ。

庶民がクスリを買うのは大変

「最近のセレブとドラッグの問題、どう思います?」

 編集者さんから聞かれました。まあ一応言うときますと、クスリ(違法薬物)は高いから、セレブでないと買えません。今思えば、私もあんな高いものをよう買えたなと(笑)。今は絶対ムリですから。

 庶民は風俗とかでお金を稼いで買うしかないわけですが、今はコロナでお店もお休みやから、最近では小銭どころかツケでクスリを買う風俗嬢も増えているようです。でもクスリのおかげでがんばって稼げるから、それで生活できてるんですよ。つまりクスリがないと働けないような、ツラいお仕事なんですよ。そんな苦労をしなくても、親がセレブならラクに買えますから、それはうらやましいですね。

 5月13日に覚醒剤の所持(密輸)でパクられた(逮捕された)女子大生の事件は、アメリカから届いた国際郵便の覚醒剤を含む錠剤を、税関職員がミントのタブレットに入れ替えて発送、都内の自宅(億ション)に届いたところで、警察が現行犯逮捕したそうです。いわゆる「泳がせ捜査」ですが、最初は「シャブの密輸で億ションを建てた女子大生がいてる」と話題でしたね。実は普通に親が裕福やっただけですが。

 最近はこんなふうに、売人を通さずにネットで自分が使う分だけを輸入する人も増えてますね。

アクセスランキング

今週のTLコミックベスト5

  1. 幼馴染は一卵性の獣~スパダリ双子とトロトロ3人生活~
  2. 今宵あなたとひたむき淫ら
  3. 水着をズラした彼のアソコは超XL~更衣室で肉食獣みたいに攻められ乱れて入ります!?~
  4. ニセモノの恋なので溺愛はいりません
  5. アソコのサイズが見えるようになったのですが!?~通常サイズがほとんどなのに会社の隣の彼がXL!?~
提供:ラブチュコラ
オススメ記事
サイゾーウーマンとは
会社概要
個人情報保護方針
採用情報
月別記事一覧
著者一覧
記事・広告へのお問い合わせ
プレスリリース掲載について
株式会社サイゾー運営サイト