EXO・ベッキョン「Bungee」、BTS、BAPほか……Jazzy HiphopのK-Pop20曲を解説!
90年代後半からはよりJazzを前面に打ち出したJazz Rapがたくさんリリースされ、個人的にはこの辺りからをJazzy Hiphopと呼ぶイメージがあります。
■Youth Explosion – People Under The Stairs (00)
■The Sound Providers – Who Am I? (feat. Grap Luva) (01)
■Asheru & Blue Black – This Is Me (01)
■Nujabes Featuring Shing02 – Luv(sic) (01)
■Jazz Liberatorz – What’s real(feat. Aloe Blacc) (03)
上記に名前のあるNujabesは、2003年に『サムライチャンプルー』という日本のアニメのサウンド制作を担っており、アニメの力を借りて一気に世界中に名前が知れ渡ることとなります。当時は日本人トラックメイカーもかなりシーンに影響を及ぼしており、Five DeezやFat Jon、Pase Rockなど海外のアーティストを客演に呼んだり、Shin-skiやDJ Ryowなどたくさんのトラックメイカーが頭角を現すようになります。
■Nujabes – Battlecry
03年にはBlue Note RecordsがDJのMadlibに楽曲使用許可を出し、『Shades Of Blue: Madlib Invades Blue Note(ブルーノート帝国への侵略)』という、新たな視点からBlue noteの再構築を試みたアルバムがリリースされます。こちらも1曲しか挙げませんが、是非アルバムを聴いて頂きたいです。
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■Madlib – Slim’s Return (03)
Madlibは翌年04年にラッパーのMF Doomとの共同プロジェクトをMadvillainと名付け、『Madvillainy』というアルバムを出します。いわゆるJazzy Hiphopのような楽曲もあれば、後のLo-fi Hiphop、Chillhopと呼ばれるような楽曲もあり、Lo-fi Hiphopの元祖と言われるアルバムとなります。
■Madvillain – Raid
■Madvillain – Bistro