『テラスハウス』木村花さん死去めぐり、フジテレビ内で行われたという“信じがたい”やりとり
5月23日に急死した『TERRACE HOUSE TOKYO 2019-2020』(Netflix先行配信、フジテレビ系)の出演者である、女子プロレスラー・木村花さんをめぐって、週刊誌では番組の“過剰演出”や“ヤラセ”を批判する記事が連発されている。
『テラスハウス』は、「見ず知らずの男女6人が共同生活する様子をただただ記録したものです。用意したのはステキなお家とステキな車だけです。台本は一切ございません」と説明されているものの、28日発売の「女性セブン」(小学館)では、「出演者同士がキスすると5万円のボーナス」「番組幹部の意向を無視するとオンエアを削られる」など、番組の根底を覆しかねない衝撃の内幕がつづられているが、一連の事件をめぐるフジテレビの対応について、放送業界内からは呆れた声が続出しているという。
「『テラハ』はフジテレビと、イースト・エンタテインメントの共同制作となっていますが、実際に番組作りを担当しているのは制作会社のイースト。企画から演出まで、フジは実質ノータッチなんです」(芸能ライター)
木村さんの訃報が流れた2日後、25日放送の情報番組『とくダネ!』(フジテレビ系)では、木村さんについて「SNSで木村さんに対する誹謗中傷が繰り返されていた」などと伝えた後に、フジテレビによる談話の文面がモニター表示され、そのまま読み上げられた。
「木村さんへのお悔やみとともに、『テラハ』の放送は見合わせること、また『SNSなどで心ないコメントがあったこと非常に残念に思います』という言葉も伝えられたのですが、どこか他人事のような内容だっただけに、ネット上には多くの批判の声が上がっていました」(別のキー局関係者)
さらに、この談話をめぐって、フジ内では、にわかに信じがたいやりとりが行われていたという。
「談話の名義を『フジではなく、イーストにすべきだ』という声が局内で出ていたんです。確かに放送責任はフジにあるものの、実際に番組を作り、出演者を追い込んだのは、イーストの責任だろう……と。さすがに、それではさらなるバッシングを招くことは火を見るより明らかなだけに、フジ名義になりました」(同)
27日、『テラハ』の打ち切りが正式発表された。来年以降に再開する可能性を残しているようだが、フジは新たになんらかのコメントを発表する予定はあるのだろうか。