窪田正孝は「スピード降板」岡村隆史は「続投」! NHK、スキャンダルめぐる“出演可否”基準の怪
緊急事態宣言中の“夫婦ドライブデート報道”によって、内定していたNHKの単発ドラマを降板になったという窪田正孝。NHKの番組をめぐる降板と言えば、ナインティナイン・岡村隆史が失言騒動により「あわや降板か」とささやかれたが、特にお咎めなし。スピード降板となった窪田と岡村の違いはどこにあったのだろうか。
窪田は5月30日と6月6日に放送予定のNHK特別ドラマ『Living』に、妻の水川あさみと出演予定だった。同作は広瀬アリスと広瀬すず姉妹ら、実際の家族が共演し、かつ撮影は全て自宅で一人だけで行うという“リモートドラマ”だというが……。
「5月21日発売の『女性セブン』(小学館)で、同月中旬、窪田と水川が夫婦揃って神奈川県までドライブに繰り出していたことが判明しました。この報道を受け、ドラマの公式発表直前に、夫妻は出演から外れたと聞いています。現在窪田は、NHK朝ドラ『エール』で主演中と“朝の顔”でありながら、同局作品を降板するという異例の事態となってしまいました」(NHK関係者)
外出自粛要請を無視した夫婦の行動をNHKが問題視した格好だが、世間の批判の多さで言えば、女性蔑視発言が取り沙汰された岡村のほうが圧倒的だったと言える。
「岡村は、自身のラジオ番組で、『コロナ禍で生活苦に陥った女性が短期間ながら風俗店に勤務するようになる』といった旨の発言を行ったところ、『女性をバカにしている』などと批判が噴出。NHKのレギュラー番組『チコちゃんに叱られる!』の降板を求める署名活動まで勃発しました。『週刊文春』(文藝春秋)では、岡村がNHK関係者に『出演継続を依願した』とも報じられ、またNHKも一部の取材に『岡村の所属する吉本興業に対し、遺憾の意を伝えた』とコメントをするに至ったんです。結果的に、5月15日放送の同番組で、『たくさんの厳しいご意見や問い合わせをいただきました』とするアナウンスが放送されたものの、岡村の進退に影響はありませんでした」(スポーツ紙記者)
一方、世間的にほぼ波風の立たなかった窪田&水川夫妻の行動だが、降板の決定打となったのは「リモートドラマ」というコンセプトにあったようだ。
「出演者が自宅にてリモート撮影を行うというのは、企画の根底に『ステイホーム』を徹底しようという考えがあるから。それを守らなかった時点で、窪田&水川夫妻は出演者として趣旨にそぐわないと、NHKが判断したのでしょう。それに予定通り『Living』を放送したとして、ネット上で窪田と水川夫妻のドライブ報道が蒸し返されると、『エール』にまで悪影響が出てしまう危険性がある。NHKとしては、そのリスクをなくしたかったのでしょうし、その点は窪田も同じ気持ちだったのでは」(前出・関係者)
5月25日、東京都の非常事態宣言は解除された。もし解除後まで我慢していれば、窪田&水川の夫婦共演ドラマが見られたかもしれないだけに、ファンにとってはガッカリな結末となってしまったようだ。