NYC、Sexy Zone、美 少年、少年忍者……ジャニーさんが大好きな少年に巻いた「プチスカーフ」の意味を考える
ジャニー喜多川氏が亡くなってから10カ月余りがたつ。
ジャニー氏がいなくなってしまうことで、「変声前のちびっこはジャニーズJr.にいなくなるんだろうか」とか「Jr.の少年忍者は隅に追いやられるかもしれないな」などと、ちびっこや少年たちの今後を不安に思っていたが、今のところ後者のほうは杞憂だったようだ。
とはいえ、デビュー組15組76名による「Twenty★Twenty(通称、トニトニ)」が発表されたことで、ジャニー氏が本来「トニトニ」で目指していた「20人+20人=40人のJr.ユニット」のプランが滝沢秀明氏によって奪われた感はある。「ジャニーさんの遺志を継いで」という名目で、今後もさまざまな“少年的なもの”が奪われていくのだろう。
コロナ自粛を機に、思い切って大量のアイドル誌や番組の録画データを処分・消去していく中で、改めて振り返ってみて、気づいたことがある。
ジャニー氏の好みの衣装としてよく言われてきたのは、「短パン」「坊主」「ノースリーブ」など。しかし、意外と語られていないが、実は大好きな子にだけ与えていた、特殊なアイテムがあるのではないかと気がついた。あくまで個人的な見解に過ぎないが、それは「スカーフ」だ。
ユルッと巻くロングスカーフやストールのことではない。真っ赤など、奇抜な色のプチスカーフである。
例えば、ジャニー氏の「私設ユニット」的存在で、自然消滅してしまった中山優馬、山田涼介、知念侑李の3人によるNYC。彼らはメンバーカラーである赤青黄のボーダーTシャツなどにプチスカーフを巻くという、奇妙な水兵さんのような衣装をよく着せられていた。
また、Hey!Say!JUMPもよくスカーフをつけており、全員がプチスカーフを巻いて雑誌の表紙を飾るなどしている。Sexy Zoneの中でよくプチスカーフをつけさせられていたのは、調べた範囲では当然、佐藤勝利。幼い頃のマリウス葉もつけていた。それから、ジャニーズJr.・美 少年もスカーフをつけさせられているし、なんならジャニー氏が亡くなった後に訪問した先のアメリカでもつけていた。
最新版では、少年忍者の面々。個々に巻き方の指示があるのかどうかは不明だが、後列のほうのメンバーがさりげなく手首などに巻くアレンジをして取り入れている一方で、元木湧などのダンスメンバーは謎に太ももに巻いている。また、パフォーマンスのド真ん中にいた北川拓実やヴァサイエガ渉、川崎皇輝などは「模範例」のように首にちょこんとスカーフを巻いていた。「ジャニー度」が高ければ高いほど、プチスカーフを真っすぐ首に巻くのだろうか。