ビートたけし、元愛人の再婚妻も影響? 『27時間テレビ』放送中止で「フジはホッとしてる」と言われるワケ
毎年恒例のフジテレビ系特番『FNS27時間テレビ』が、今年は放送中止となることが報じられた。新型コロナウイルス感染症拡大防止の一環として、各局が収録見合わせなどの対策を続けている中ではあるが、業界関係者からは「コロナに関係なく、フジは『27時間テレビ』の放送に後ろ向きになっていた」と指摘されている。
「1987年から毎年放送されてきた『27時間テレビ』ですが、34回目となるはずだった今年、史上初の放送休止に。表向きの理由としては、コロナ禍での安全確保や、出演者のスケジュール調整が難しかったから……とされているものの、実際は『そこまでしてやるほどではない』という局サイドの意向が大きいようです」(スポーツ紙記者)
というのも、このところ『27時間テレビ』は“低迷”ぶりが顕著となっていた。
「以前の『27時間テレビ』は、フジにとって“夏の名物番組”でしたが、総合司会にビートたけし、“キャプテン”に関ジャニ∞・村上信五を起用するようになった2017年、18年は9月放送で、19年になると11月へ移動。また、同番組は生放送がメインだったものの、その大半を収録にするといったリニューアルも行われています。しかし視聴率は低迷し、昨年の全時間帯平均視聴率は5.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)で歴代最低を記録。3年連続でのワースト更新となりました」(同)
それでも、本来なら、今年はある程度“盛り上がり”を見せる可能性はあったという……。
「おそらく今年も、たけし&村上がタッグを組み、『東京2020オリンピック・パラリンピック』をフィーチャーする内容になるとみられていました。いくら低迷しているとはいえ、五輪効果で視聴率は上昇すると思われたものの、コロナ禍の影響で五輪は延期となり、自動的に『27時間テレビ』の目玉企画も消滅。村上の事務所であるジャニーズは、現在、感染症拡大防止を強く呼びかけている手前、もしオファーがあっても出演には慎重になっていたでしょう。一方、たけしの起用については、フジのほうが慎重にならざるを得ない状況もあります」(テレビ局関係者)
たけしといえば、長らく“愛人”の存在が報じられてきたが、19年にようやく元妻と離婚し、その愛人と今年再婚している。
「再婚後のたけしは、業界的に“不良債権”扱いされつつあります。全局にレギュラー番組を持っていますが、ギャラアップを要求してくる割に数字が追いつかなくなっていますし、4月には『週刊新潮』(新潮社)に、再婚相手主導の“保険証不正使用疑惑”を報道されました。これは、再婚相手がたけしの薬を処方してもらうために、弟子の保険証を使用していたという疑惑で、たけし自身報道に対して『冗談じゃない』と否定コメントを出したものの、正直、ネガティブな印象は払拭できていない。フジとしては、そんなたけしを『27時間テレビ』に起用するのは避けたかったようですが、大物だけに簡単に切ることもできず……という状況だったといいます。そんな中、そもそも番組自体を中止にすることになったので、ホッとしているのでは。今のところ、『来年は必ずやる!』という熱意も伝わってきませんし、来年以降打ち切る可能性もゼロではありませんよ」(同)
『27時間テレビ』は昨年の放送を最後に、このまま幕を下ろすのだろうか。