『鬼滅の刃』作者“なりすまし”投稿にファン激怒! 「作者の弟」「本人」アカウントに「悪質」の声
5月18日、「週刊少年ジャンプ」(集英社)の大ヒット漫画『鬼滅の刃』が完結し、ネットを中心に大盛り上がりを見せている。一方で、同作の人気に便乗するかのように、作者・吾峠呼世晴(ごとうげこよはる)氏の弟を名乗る人物がYouTube上に現れた。
最終回掲載前日の17日、とあるYouTuberが「鬼滅の刃の作者 吾峠呼世晴の弟です。姉は悪くないです。作者が女性でなにか問題がありますか?」というタイトルの動画をアップ。21日の時点で約1万5,000回再生されている。
「吾峠氏は性別も年齢も非公開の新人作家なのですが、16日にニュースサイト『文春オンライン』が『今は31歳前後』『作者は女性』と報じました。これを受け、ネット上では作者を男性だと思い込んでいたファンから、驚きの声が続出。中には『バトル漫画は男性に描いてほしかった』『女が描いてると思うと萎える』といった差別的な意見まで飛び出し、炎上状態となっていたんです。この状況に便乗して、“弟”を名乗る人物が“姉”を擁護する動画をアップしたというわけです」(芸能ライター)
しかし、このYouTuberは“著名人の身内”を名乗って謝罪動画を複数公開しており、最近はナインティナイン・岡村隆史やボビー・オロゴンの弟として動画を上げていた。
「再生数稼ぎやネタとしてやっていることが明らかなので、そもそも彼を信じるネットユーザーはいないのか、大きな騒ぎにはなっていません。とはいえ、岡江久美子さんが新型コロナウイルス感染症による肺炎で亡くなった際、同じような“身内なりすまし動画”がYouTubeにて複数公開され、ネット上で問題視されたばかり。そのため、今回も『おふざけだとしても幼稚だし悪質』『YouTube側がちゃんと規制してほしい』といった声も少なくないです」(同)
さらに同日、吾峠氏本人を名乗るTwitterアカウントが登場。「ツイッター?始めました。吾峠呼世晴(ごとうげ こよはる)と申します」などと投稿するも、17日深夜に「ジャンプ」公式Twitterが「吾峠呼世晴先生を名乗るアカウントが見られますが、ご本人ではありませんので、ご注意下さい」と投稿し、“偽アカウント”だと判明している。
「この偽アカウントは一気に4万人ほどのフォロワーを集め、アニメ版『鬼滅の刃』の主題歌を担当したLiSAも歓喜のツイートをしていました(現在は削除)。そんな中、『ジャンプ』編集部が迅速な対応を行い、ネット上では『普通にご本人だと思った。注意してくれてよかったです』『編集部さん、仕事が早い!』といった声や、『話題に便乗してなりすましするなんて最低』『最終回のタイミングにこれはひどい。何考えてるんだ?』と激怒するファンが続出していましたね」(同)
『鬼滅の刃』本編は完結したが、今後は別の作者によるスピンオフ作品を展開する予定とのこと。引き続き、同作の人気に便乗したさまざまな“ニセモノ”が登場するだろうが、情報の正誤については冷静な判断を心がけたいものだ。