サイゾーウーマンカルチャーインタビュー安室奈美恵が女の子に教えたこと カルチャー [再掲]インタビュー 『イッテQ』安室奈美恵とイモトアヤコ初対面を再放送! 「アムロちゃん」が教えた「媚びない」カッコよさ 2020/05/03 18:30 サイゾーウーマン編集部 インタビュー モテや媚びを意識していなかった ――確かに、楽曲も、可愛さよりかっこよさが際立ったものでした。 浅見 モテや媚びを意識していないようなところも、かっこよかったですね。若い女性で、あそこまで男性を意識しない歌手は、それまでいなかったような気もします。安室さんはスタイルが日本人離れしていて、ミニスカートがとてもよく似合いますが、それは男性に可愛く見せるためではなく、脚をきれいに見せるためのもの。ピンクふわふわなミニスカートとは真逆の、シャープ、ストレート、キラキラなミニスカートでした。そんなところが、コギャルの「あんなふうになりたい」という思いを揺さぶったのではないでしょうか。 ――安室さんのヘアメイクも、コギャルに影響を及ぼしましたよね。 浅見 なんて言ったって、あの小顔ですよ(笑)! 当時、資生堂の「ロスタロット」という小顔コスメが飛ぶように売れ、雑誌の特集でも「小顔」がよく取り上げられるようになり、小顔ブームが到来しました。それは、やっぱり安室さんの影響が大きかったように思います。今では、ギャルではなくとも、女性がメイクでシェーディングすることは珍しくなくなりましたし、写真を撮るときにあごを引いたりもしますよね。「小顔になりたい」という願望を女性に植え付けたのが、安室さんでした。 ――安室さんと同じく、浜崎あゆみさんも、「ギャルのカリスマ」といわれていますが、2人に違いはありますか。 浅見 安室さんは77年生まれ、浜崎さんは78年生まれと、年齢は1つしか変わらないのですが、90年代半ばのギャル第1世代のカリスマが安室さん、2000年代初頭のギャル第2世代のカリスマが浜崎さんかなと思います。安室さんは、スタイル込みの“全身”でギャルからあこがれられた一方、浜崎さんは、“顔”であこがれられた。特にあのクリッとした目のインパクトは大きかったですよ。浜崎さんの登場で、でか目ブームが起こり、各社がマスカラを次々に開発し始めましたし、今もなお「大きな目=美しい」という価値観は根付いています。二重を作るファイバーも、浜崎さんがいなかったら生まれなかったと思いますよ。 私個人としては、安室さんはクイーン、浜崎さんはプリンセスのイメージ。クイーンは、孤高の存在で、決定権も自分にある。プリンセスは、王様なり王子様なりがいる。実際に浜崎さんは、周りから「姫」と呼ばれていますしね。 (後編に続く) 前のページ12 サイゾーウーマン編集部 芸能・ジャニーズ・美容・暮らし・カルチャーなど、さまざまな情報を独自の切り口で発信するニュースサイト X:@CyzowomanC Instagram:@cyzowoman オンナを刺激するニュースブログ[サイゾーウーマン] 最終更新:2020/05/03 18:30 楽天 namie amuro Final Tour 2018 〜Finally〜 (東京ドーム最終公演+25周年沖縄ライブ)(通常盤)【Blu-ray】 「初めて買ったCDはアムロちゃん」世代には特に胸熱 関連記事 プリクラ誕生20周年! 女子高生の「なりたい自分になる」は、どう実現されてきたのか?「CUTiE」休刊の衝撃――いま女子が“青文字系”ファッション誌に求めるものガングロギャル×女子大生が語る、「モテ」と「偏見」と「将来」――“同世代女子”座談会「服なんてそんなにいらない」若者たち、原宿ストリートファッションは本当に衰退したのか?「カワイイの原風景はサンリオ」女子のノスタルジーをくすぐる魅力の秘密 次の記事 K-POPいま注目のラップ担当、15曲! >