芸能
ストップ買いだめ
加藤綾子、「買いだめを煽らない」と表明したワケ――関係者は「フジテレビの視聴率の問題」と指摘
2020/04/07 20:58
一方、『it』の方針表明の背景には、「視聴率の問題がある」と、民放関係者は断じる。
『it』は2016年にフジテレビを退社し、フリーに転身した加藤をキャスターに迎え入れ、昨年4月に鳴り物入りでスタート。前番組の『プライムニュース イブニング』では平均2~3%だった視聴率も、加藤の起用によって放送開始当初は6%に迫るまでにアップしたが、現在は苦戦中。夕方のニュース激戦区ではこのところ、『news every.』(日本テレビ系)と『スーパーJチャンネル』(テレビ朝日系)が平均6〜8%を記録しトップ争いを繰り広げており、その後には『Nスタ』(TBS系)が位置づけている。一方、フジの『it』は最下位にとどまるという体たらくぶりのようだ。
「各番組とも、連日コロナ関連のニュースを報じていますが、実はコロナに限らず、震災など有事に関するニュースは出来事が大きすぎるがゆえに、どの番組も似たり寄ったりの内容になってしまいがちで、なかなか番組なりの切り口や特色を打ち出しづらい。となると、現状のままでは視聴率順位の序列を覆すのは難しいため、フジはほかの番組との差別化を図るために“煽りません宣言”をしたのでしょう。もし局としての何がしかの良識に基づいているというのなら、『とくダネ!』や『バイキング』など、ほかの番組にも適用すべき。『it』だけ“煽らない”というのは、視聴率対策にほかなりません」
『it』の低視聴率に伴い、年間2億円超とも言われる高額ギャラの加藤には、リストラ危機も報じられている。今回の“煽りません宣言”は、同番組と加藤の起死回生の一策となるか、見ものである。
最終更新:2020/04/07 20:58