「早くラブホでセックスしたい」新型コロナ騒動で“自粛中”……不倫中の二児の母、魂の叫び
「ラブホで彼とセックスしたい」と語った、菜美さんは、一見「ごく普通の優しいママ」だ。派手すぎず地味すぎない、ブラウスにガウチョパンツという、ごく一般的なオフィスカジュアルファッションを身につけ、明るい色に染めたボブには柔らかいウェーブがかかっている。にっこり笑うと目尻が下がり、癒やし系の印象である。
菜美さんがご主人と結婚したのは10年以上前のこと。
「こんなこと言うのはおこがましいんですけど、旦那と会った時に『この人は私にぴったり』って思ったんですよ。私、たぶん全てにおいて『平均点』だと思うんですね、学歴も、ルックスも、特技も、性格も。卑下しているわけでもなんでもなくて、物心ついた頃から、漠然と感じてました。だから合コンで旦那と会った時、『あ、この人は可も不可もない私と同じ』って思ったんです」
菜美さんは合コンで知り合ったご主人と意気投合し、1年半の交際を経てゴールインした。その後、菜美さん夫婦は二人の子宝に恵まれる。実の母と義母に助けられ、二児の育休を経てから、フルタイムでの仕事に復帰。数年前には念願のマイホームも購入した。
一見すると極上の“安定した生活”を送っているように感じられるが、菜美さんを支えていたのは「彼」の存在であった。
「相手は大学時代の元カレです……とは言っても、当時は別にがっつり付き合っていたわけじゃないので、向こうはもしかしたら私のことをセフレだと思っていたかもしれませんけど。今でも似たようなものですね」
菜美さんの婚外恋愛相手の「彼」は、大学時代、サークル内で一目置かれる存在であった。
「背が高くて顔が小さくて、オシャレで明るくて、自然と周りに人が集まるタイプの人でした。当時、彼には特定の恋人がいたんですけど、サークルの飲み会の時に、泣きながら『好き!』って伝えたら、部屋に誘ってくれて……憧れの人に抱いてもらったあの時の気持ちは、今でも忘れません」