栗山千明、突然の「独立発表」のウラ側――事務所が資金難、「給料未払い」問題発生か?
栗山千明が所属事務所「スペースクラフト・エンタテインメント」から独立したことが明らかとなった。突然の発表ということに加え、事後報告、かつ時期が中途半端であることなどから、業界内では「ケンカ別れでは」といった臆測が出ているという。同プロをめぐっては、昨年から“不穏なウワサ”も飛び交っていたため、芸能関係者は固唾を呑んでこの事態を見守っているようだ。
栗山は3月23日夜にTwitterアカウントを開設し、事務所退所を報告。「幼く何も分からない私を30年に渡りご指導いただきました事務所関係者様には感謝しかありません」などとつづり、円満独立を強調している。
「芸能界で事務所トラブルが相次ぐ昨今だけに、各メディアとも、その点を取材していました。しかし、スペースクラフトの担当者も『円満だ』と話していることから、揉め事があったような雰囲気は感じられませんでしたね」(スポーツ紙記者)
しかし一方で、ここ1年半ほどの間、業界関係者内では「スペースクラフトの台所事情」が取り沙汰されていたという。
「所属タレント、またスタッフの給料にまで、“未払い”が発生していたのではないか……とウワサが立っていたんです。それが原因で、事務所を去っていったタレントや社員もいたとされ、他プロによる“引き抜き工作”が多発していたとか。昨年、『Kalafina』という同プロ所属の声優グループが、相次ぐメンバーの退所により解散したのも、その背景に『運営資金が尽きてしまったこと』があったのではと、関係者間ではささやかれていたものです」(芸能プロ関係者)
神田うのを筆頭に、女優としてブレークした栗山、ほかにも多数のモデルや声優が所属しているスペースクラフト。
「かつては業界内でも幅を利かせていたのですが、近年はスターが輩出できず、運営も苦しい状況に陥っていたのでしょう。しかし、少なくとも今年は、すでに未払いも解消されているそうですし、山場は乗り切ったのかもしれませんね」(同)
栗山の独立が、「沈みかけの泥舟から脱出を図った」という話でなければいいのだが。