3万9,800円のブレスレットが人生を変えた! 「散財」とは無縁なアラサーが、たった2年で1,300万円を溶かすようになるまで――
――2年で1,300万円以上溶かし、現在借金は●00万円の“買い物狂い”のライターが、苦しくも楽しい「散財」の日々を綴ります。
みなさんはじめまして。3月のカード支払い額が65万2,427円だった、千葉N子です!
毎日、電卓アプリを叩きながら「あれとあれが入金さえしてくれれば……払える!」「今月はまだあと1万円使える……(この1万円使ったら生活費どうすんのって話だけど)」「あぁ、このヒリヒリする感じがたまんねぇ!!」と震える指で何度も計算しなおしています。
ちなみに、現在、カードの利用限度額は200万円。毎月奇跡的に滞納することなく支払い続けたおかげで、フリーライターという収入が不安定な職業にもかかわらず、カード枠が順調に増額されていきました。カード会社の思惑通り、欲しいものを買いに買いまくり、現在はショッピングローンと合わせて、借金が●00万円ほどあります。
マジで人は変わるものです……。禁欲主義な母親に育てられた私は、たった2年前まで“散財”とは無縁な生活を送っていました。3万9,800円のブレスレットを見て、「たけぇぇぇぇ!!!!」と目玉が飛び出そうになっていたんです……本当だよ。
連載1回目となる今回は、私の簡単な自己紹介と、買い物にハマった経緯からご紹介します。
千葉N子。35歳。独身。プラトニックな関係の彼氏アリ。フリーライター。一般企業で勤めた経験なし。早稲田大学を7年かけて卒業。現在実家暮らし。2年で1,300万円以上溶かした“買い物依存”の傾向アリ。
これまでを振り返ってみると、私は常に何かに依存して生きてきた気がします。学生時代は当時付き合っていた彼氏や、彼の影響で吸い始めたタバコに依存。池袋のマクドナルドの喫煙スペースに入り浸り、「ここはナチスのガス室に違いない……うぅ、頭が痛い」なんてズキズキする頭を抑えながら、3箱目の煙草に手を伸ばしていたものです。
大学卒業後はスマホゲームに依存し、熱くなったバッテリーを冷ますために、スマホの下にアイスノンを敷いて頑張っていたっけ……。ゲームは1日13時間くらいやっていた気がします。
そんな“依存体質”な私は仕事にも依存するタイプだったらしく、仕事もバリバリこなし、「貯蓄しろー、金はみんな定期にしろー」という母に言われるがまま、200万円ずつ定期にして銀行に預けていたんです。そう、たった2年前までは――。