『恋つづ』上白石萌音、佐藤健以上に「業界評」上昇のワケ! TBSは「最終回視聴率20%視野」と鼻息
佐藤健の“ドS演技”が脚光を浴びたことで、今期ドラマの“ダークホース”となった『恋はつづくよどこまでも』(TBS系)が、3月17日に最終回を迎える。初回は視聴率は9.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)という1ケタスタートだったが、話題が話題を呼び、最新となる3月10日放送の第9話は、14.7%を記録。業界内でも、新米ナース役を務める主演・上白石萌音の“ハマりっぷり”が称賛を浴びているという。
「佐藤演じるドS医師・天堂浬人気は、もはや社会現象一歩手前の状況です。TwitterなどのSNSでは、関連ワードが何度もトレンド入りしており、メディアでも上白石の相手役を務める佐藤を褒め称える記事があふれています。TBS関係者はこの勢いに乗り、最終回は『20%も視野に入っている』と鼻息を荒くしているんです」(スポーツ紙記者)
しかし、スタート前の『恋つづ』は、上白石と佐藤のキャスティングについて、不安視する声が続出していたという。
「映画版『るろうに剣心』シリーズや連ドラ『天皇の料理番』(TBS系)など、“主演級俳優”の佐藤が相手が、ゴールデン・プライム帯初主演の上白石というキャスティングとあって、『主演が地味すぎる』『佐藤健に比べて華がない』『佐藤健が主演じゃないの?』などと違和感を唱える声が多かった。彼女の素朴なルックスや、ドラマでも鈍くさい役柄も相まって、放送開始後、ネット上ではたびたびネガティブな意見が出ていたものです」(制作会社関係者)
しかし最近、業界では上白石の評価がうなぎ上りだという。
「上白石の派手すぎない存在感が、結果的に佐藤のキャラを引き立てているのは間違いなく、キャスティングの妙と言えるでしょう。また、視聴者としては、誰もが知る有名女優よりも、彼女のようにまだ知名度が低く、作品や役柄のイメージがついていない女優が主人公を演じるほうが、親近感を覚え、自己投影しやすい面もあるのでは。業界的に『株を上げた』のは、佐藤以上に上白石と言って差し支えないでしょう」(同)
ストーリーは佳境に入り、原作漫画(作・円城寺マキ、小学館)との“違い”も話題に上がるように。ネット上には早くも“恋つづロス”という書き込みも増える中、TBSの目論む「視聴率大台突破」は、果たして達成されるだろうか。