エンリケ、桜井野の花、愛沢えみり……同業者のキャバ嬢たちが語る「レジェンド」の本当の評判
一方で、レジェンドキャバ嬢ながら、同業者からあまり支持を得ていない人物は誰なのか。まず名前が挙がったのが、自身プロデュースの東京・歌舞伎町「フォーティーファイブ」の元キャバ嬢で、現在、美容、飲食店等のプロデュース、モデルマネジメント、PR事業などを取り扱う「voyage」代表取締役の「愛沢えみり」だ。
「えみりさんはキレイだし憧れはあるんですが……インスタがキラキラしすぎていて、自分とは別世界の女性という感じで、共感できないんですよね……。やっぱり、病みツイートをしているキャバ嬢のほうが、身近に感じられるし、よく見ちゃいます。今は引退しちゃったけれど、東京・池袋『エンジェルフェザー』の『みやめこ』とか。みやめこちゃんは、トークイベントもやっていて、そこでリアルな話を聞けるのがいいんですよね。『お客さん、私病んでます』みたいな感じで(笑)。昔と違って、今はマイナスの部分や闇の部分を全部ぶっちゃけているキャバ嬢のほうが、人気があると思います」(20歳・大阪ミナミ勤務)
レジェンドすぎると共感できない……というのが今どきの若い女性の考えだそう。また、愛沢えみりに関しては、こんな意見も聞かれた。
「えみりちゃんと、あと同じ『フォーティーファイブ』のキャバ嬢である『一条響』ちゃんは、体が細すぎるので、見ていて不安になるんですよね。前は2人のようなガリガリに憧れていたこともあったのですが、最近は筋トレブームもあって、健康的で引き締まった体のほうに憧れます。キャバ嬢でいうと、『杉浦舞』ちゃん(東京・六本木「ClubLalah」)とか、キャバ嬢ではないですが、『姉ageha』(主婦の友社)の元モデル『ゆんころ(小原優花)』ちゃんとか。歌舞伎町はガリガリのほうが受けるかもしれないけれど、私の勤務している横浜のキャバクラだと、お客さんに『病んでる?』と思われて、引かれてしまうんですよね」(24歳・横浜勤務)
また、ほかにはこんなキャバ嬢の名前も挙がった。
「以前、えみりちゃんと同じ『フォーティーファイブ』に勤務していた『天使かれん』ちゃん。めちゃくちゃ可愛くって好きだったんですが、テレビに出たときに、一言もしゃべらなかったんですよ! いくら可愛くても会話が全然ダメなのはちょっと……と思いましたね。店でもあまりしゃべったり営業するほうじゃないと知って、顔が可愛いからいいけど、ちゃんとやればめちゃくちゃ稼げるのに……とも。今は辞めちゃったそうなのですが、あまりにも早い引退だったので、残念。やっぱり、ちゃんと出勤と営業をして頑張っているキャバ嬢こそがカリスマだと思いますよ」(27歳・名古屋勤務)
「嫌われている」「不人気」というわけではないが、愛沢えみりのように非現実すぎる完璧なキャバ嬢よりも、全てをオープンにしている自然体なキャバ嬢のほうが、今の若いキャバ嬢には人気がある模様。新型コロナウイルスの影響もあってか、キャバクラ業界も不況の中、明るいレジェンドキャバ嬢のSNSを見て癒やされるのもいいかもしれない。
(結城)