皮膚科医・高山かおる先生解説

ニキビで悩む人がやりがちな「3大NG洗顔方法」! 「たっぷり泡」が肌の負担に!?

2020/03/09 15:00
サイゾーウーマン編集部
meihe2019222さんによる写真ACからの写真

 日本では、90%以上の人が一度は経験すると言われている「ニキビ」。常日頃ニキビに悩まされている人の中には、「洗顔に気を使っている」という人も少なくないだろうが、ニキビ経験者の洗顔方法には、未経験者との違いがみられ、逆にニキビを悪化させてしまうケースもみられるという。皮膚科医の高山かおる先生が、薬用ニキビスキンケア用品「プロアクティブ」のメディアセミナーにて、その詳細を語った。

スマホとSNSが、ニキビの悩みを重くさせた?

 ニキビの正式名称は「尋常性ざ瘡」といい、尋常性は「よく見られる」「一般的な」、ざ瘡は「毛根を包んでいる毛嚢に生じた紅色の丘疹で、膿疱を形成したもの」を意味し、「簡単に言うと、毛穴が膨らみ、その部分が膿んでいる状態」だという。

 なお、日本皮膚科学会のガイドラインでは、思春期以降に生じるとされ、その重症度は、片側に炎症性皮疹(炎症の生じている発疹)が「5個以下=軽症」「6個以上20個以下=中等症」「21個以上50個以下=重症」「51個以上=最重症」と4段階に分けられているそうだ。

「ニキビになったことがない人からすると、『たかがニキビ』と片付けられがちですが、ニキビはQOL低下に大きな影響を及ぼす病気。現代では、それがさらに顕著になってきたように思いますね。というのも、スマホが普及し、インスタグラムなどの写真メインのSNSが増えたことによって、インカメラを鏡がわりにしたり、顔加工のアプリで肌を修整するなど、以前よりも自分の顔をチェックする機会が増加しているのです」

 顔をチェックすることで、ニキビの存在をより実感し、思い悩んでしまうことは想像に難くない。高山先生いわく、こうした傾向を持つ人たちは、「洗顔で洗いがち」「スマホで毛穴を見がち」「指先でニキビのぶつぶつや皮脂を触りがち」の3大NG行動に走ってしまうケースがよくみられるとのこと。これらは、皮膚科医が指導しても「なかなか治らない」と述べた。


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