ルンバだけじゃない、1万円台で買える新興メーカーも! 「家電のプロ」が推すロボット掃除機6つ
戸井田 ここまでお話したのは吸引タイプ。拭き掃除タイプも使ってみるといいものですよ。「ルンバ」のs9+・i7シリーズは、清掃が完了すると床拭きロボット「ブラーバ ジェット m6」に連携して拭き掃除ができるところがセールスポイントなんです。
ケチ美 いや〜、そこまでしなくていいのでは⋯⋯。
戸井田 そう言うと思ったんですけど、「ブラーバ」は本当に優秀でおすすめ。連携しなくていいなら、単独で「ブラーバ ジェット 200 Series」でもいいと思います。ジェットスプレーで水を噴きつけながら汚れを浮かせて、専用のクリーニングパッドで拭き掃除してくれる。「ウェットモード」だけでなく乾拭きする「ドライモード」があり、髪の毛やホコリを集めてくれるので、最後に手持ちのハンディ掃除機で吸ってしまえば掃除完了。クイックルワイパーをよく使う人なら、「ルンバ」より「ブラーバ」で事足りると思います。しかもなんといっても幅17.8センチと「ルンバ」よりだいぶ小さい。本体は公式サイトで税抜2万9,880円、専用パッドは10枚で税込968円。
くさ子 あっ、これ、いいかもしれない。
戸井田 台所もまめに拭いていると汚れが蓄積せずベタベタしないでいいですよ。音も静かだから夜でもできるし、自分がくつろいでいる時間も横で“おしん”のように健気に拭いてくれます。
くさ子 自分のマンションにはコレで、実家にs9+かi7シリーズをプレゼントしようかな。
戸井田 そういう方もいますね。シニア世帯で広いお宅に住んでいる方は掃除が大変。ロボット掃除機が大活躍しますよ。
ケチ美 私はお手頃な「ロボバック」か、「e5」で憧れの「ルンバ」を手に入れるか迷うところだな〜。
――次回は、このシーズンに必要な家電の選び方を教えてもらいます!
戸井田園子(といだ・そのこ)
家電コーディネーター。All about家電ガイド。大手プレハブメーカーでインテリアコーディネートを担当し、インテリア研究所を経て商品企画部へ。現在は、雑誌・新聞・テレビなどで活躍中。夫と息子の3人暮らし。