ルンバだけじゃない、1万円台で買える新興メーカーも! 「家電のプロ」が推すロボット掃除機6つ
くさ子 意外と気になるのが大きさ。使わないときも出しっぱなしと考えると、なるべく小さいほうがいいんですが。
戸井田 「ルンバ」は最大幅35.1センチ。小さいタイプがよければ、日立の「minimaru(ミニマル) RV-EX20・EX1」は直径25センチとかなり小さく、小回りが効いてあちこち入ってくれると評価は高いですよ。「ルンバ」は便器と壁の間は入れないのでトイレは自分で掃除するしかないけれど、「ミニマル」ならトイレにも入れる場合も!
くさ子 トイレまで! トイレや洗面所など自分で掃除するのがめんどくさい場所ほどロボットにお願いしたい。
戸井田 「ミニマル」はモノとモノの間、テーブルや椅子の脚の間など障害も抜けやすい。頭の良さは普通ですが(笑)、日本の住宅事情、家具事情にぴったりです。価格は4〜5万円くらいです。
ケチ美 うーん、もっと安いロボット掃除機なんてないですか?
戸井田 Anker(アンカー)、+Style(プラススタイル)といったベンチャーであればお手頃です。アンカーは、米国グーグル出身の若者たちによって2011年に創設され、中国・深セン市に本社がある企業。「RoboVac(ロボバック)」シリーズは、2万円台から手に入ります。頭はとても良い。「ルンバ」はセンサーやカメラを使って間取りを把握しますが、ロボバックはレーザー照射によりマッピングを行い、スマホからスケジュール管理なども行えます。「ルンバ」と比べると若干吸引力が落ちるけれども、そこそこ吸う。スティック型コードレス掃除機でマキタの吸引力がOKなら、大丈夫なレベルです。ソフトバンクのグループ会社、プラススタイルの「+Style ORIGINAL」シリーズは1万円台から手に入ります。
ケチ美 その価格帯なら試してみたいです!
くさ子 ロボット掃除機って作業中の音はどうですか?
戸井田 正直言うと、そんなに静かではありません。キャニスターの掃除機と同程度。ただ、不在時に掃除するなら問題ないでしょう。「夜に使いたい」「赤ちゃんが寝ている間に使いたい」という場合は、「ミニマル」なら運転音を抑えてゆっくり掃除する「マナーコース」がありますよ。