TBSとテレ朝の「木村拓哉タブー」とは? 稲垣、草なぎ、香取の起用に「消極的」とされるワケ
元SMAPの稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾のテレビ出演が相次いでいる。昨年大みそか放送の『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで! 大みそか年越しスペシャル 絶対に笑ってはいけない青春ハイスクール24時!』(日本テレビ系)や、年明けの『出川哲朗の充電させてもらえませんか?』(テレビ東京系)、『初対面トークショー!! 内村カレンの相席どうですか』(フジテレビ系)などに登場していることから、ジャニーズ事務所による“圧力”や、オファーに二の足を踏むテレビ各局の“忖度”はなくなったようにも見えるが、依然として一部キー局には、3人の大々的な出演がかなわない“タブー”が存在しているという。
2月17日発売の「週刊現代」(講談社)は、2月1日に放送された『欽ちゃん&香取慎吾の第97回全日本仮装大賞』(日本テレビ系)の収録現場の様子を詳報。彼らのマネジメントを務める飯島三智氏に、多くの局関係者があいさつに訪れていたといい、今後、3人の番組出演はさらに増えると伝えた。
「しかし、こうした状況にもかかわらず、3人の起用に消極的なのがTBSとテレビ朝日です。TBSは昨年2月、香取の初個展『サントリー オールフリー presents BOUM ! BOUM ! BOUM ! 香取慎吾NIPPON初個展』の密着番組を放送したほか、番宣出演の機会はあるものの、3人がゴールデンのバラエティーに出るといったことはありません。テレ朝に関しても、同様のことが言えます。両局には共通点があって、それは『ここ数年、木村拓哉が連続ドラマに主演している』こと。つまり、ジャニーズへの忖度はなくなっても、木村への忖度は、いまだに続いているということです」(テレビ局関係者)
木村はかつて、TBSとフジの連ドラに交代で主演を続けていたものの、フジに関しては、視聴率不振が本格化しつつあった2014年『HERO』を最後に、連ドラ主演作は放送されていない。今年1月に放送されたスペシャルドラマ『教場』は、実に6年ぶりのフジ主演作となっている。
「15年以降も、不振のフジで連ドラ主演を続けていたとすれば、“視聴率1ケタ台”という木村にとっては不名誉な記録を残していたかもしれない。一方、テレ朝で18年1月期に放送された『BG~身辺警護人~』は大好評で、今年4月には続編が放送予定とあって、木村のフジからテレ朝への“鞍替え”は、成功と言えるのではないでしょうか」(週刊誌記者)
そんなテレ朝とTBSが3人の起用に後ろ向きなのは、木村やジャニーズが“圧力”を掛けているから、という話ではないようだ。
「あくまでもテレビ局側が勝手に“忖度”して、“木村タブー”を発動させている状況。TBSもしくはテレ朝に、3人が大々的に出演したとき、初めて『テレビ業界から圧力や忖度が払拭された』と言えるのでは」(同)
先に3人を起用するのは、TBSとテレ朝、どちらが先となるのだろうか。