木村拓哉、ソロライブでSMAP曲披露も「歌わないで」「さんまに言われたから?」と波紋
木村拓哉にとって初のソロライブツアー『TAKUYA KIMURA Live Tour 2020 Go with the Flow』が、2月8日に東京・国立代々木競技場第一体育館で開幕した。ステージでは自身のソロ曲だけでなく、SMAPのヒット曲も披露したが、SMAPファンからは賛否両論が噴出している。また、2日目のMC内で衝撃的なエピソードを明かし、会場がドン引きする場面もあったという。
1月8日にソロアルバム『Go with the Flow』をリリースした木村。こうしたライブは、SMAP解散前の2015年1月に行った名古屋公演以来のステージとなり、オープニングでは待っていたファンに「ようこそ! そして、お待たせしました」と挨拶。セットリストはアルバム収録曲が中心の構成になっていたが、自身が出演した1996年の連続ドラマ『ロングバケーション』(フジテレビ系)の主題歌「LA・LA・LA LOVE SONG」(久保田利伸 withNaomi Campbell)なども披露し、会場は大盛り上がりだったという。
また、グループ時代の自身のソロ曲以外に、SMAPの「SHAKE」「夜空ノムコウ」も歌唱したが、これには親交のある明石家さんまの“助言”があったそうだ。木村いわく、ライブの開催前に「なんでアルバムの曲しかやらへんのや。楽曲は、アーティストだけのものじゃない。皆さんとの共有物や」などと言われたといい、この言葉に背中を押されて選曲したという。木村は初日のステージ上で、「これからも、みんなと自分の共有物を大切にしていきたいと思います」とSMAP時代の曲について話したものの、SMAPファンの反応は真っ二つに割れている。
SMAPメンバーといえば、17年9月に稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾がジャニーズ事務所を退所しており、以降3人は公の場でSMAP時代の楽曲を歌っていない。こうした現状もあり、ネット上には「木村くんがSMAPの曲を歌ったのはショック……。5人が揃った時に歌ってほしかった。聞いてくれる人との共有物なだけじゃなく、SMAP5人のものでもあるんだけどな」「木村くんがSMAPの曲を歌ったこと、手放しで喜べない。結局、そこにいないメンバーを思ってしまうから、5人じゃないとモヤモヤする」「お願いだから『世界に一つだけの花』だけは歌わないで」と、否定的なコメントが多数見受けられる。
また、特にさんまの名前が出た点に引っかかった人も少なくないようで、「さんまに言われたから歌うんだ。『自分が歌いたいから』じゃないのか……」「さんまの話じゃなくて、『SMAPが大事だから歌いたい』って言ったのなら、また気持ちは違っただろうな」「3人は、SMAPの曲を歌えなくなっても新しい道に進むという決断をしたのに、さんまさんが勧めるからと一人でSMAPを歌ってしまう木村さんにはガッカリ」「『さんまさんに~』という話をして自分が叩かれないように予防線を張ったのは微妙な気持ちなった」といった声も。
とはいえ、「いくら助言があっても、木村くん自身に抵抗があったら実現しなかった。木村くんの中でSMAPの曲を歌いたい思いがあったからこそだと思う」「SMAPへの愛があるからだからこそ、1人でSMAPの曲を守ってくれているんだね」「木村くんは3人が歌っていないことも承知の上で、SMAPの曲を歌ったんだと思う。木村くんを信じたい」「木村くんがSMAPを愛してることが伝わってきたし、ファンのことを考えた上での選曲や構成だと思った」「木村くんは“SMAPの木村拓哉”としてそこにいると感じた」と、擁護するファンの書き込みも上がっている。
そして、ライブを見に行ったファンによると、2日目は「SHAKE」ではなく、2000年のミリオンセラー(100万枚)シングル「らいおんハート」を歌ったそうだ。
「前日に『SHAKE』を歌ったコーナーに差し掛かると、木村くんが『みんなYahoo!ニュースとかで記事を見たでしょ。同じことやってもつまらない』と、切り出したんです。そして、バンドメンバーが次の曲のイントロのコーラス部分を歌い始めると、それが『らいおんハート』だと気づいたファンからは、『キャー!』『フー!』といったうれしい悲鳴が飛び交いました。振り付けが当時のままだったことにも感動しましたし、バックに4人の女性ダンサーを従えていたので、木村くんを含めて“5人”が踊る姿は鳥肌モノでした。ただ、アンコールで『夜空ノムコウ』を聞いた時は、ほかの4人の歌声を思い出してしまい、寂しさや、少し複雑な気持ちが押し寄せてきました。過去のソロ曲やSMAPの曲をパフォーマンスしている時は、泣きながら見守っている人も多かったですし、うれしそうにノリノリでペンライトを振っているファンも。その涙がうれし涙なのか、悲しい涙なのか、その人の気持ちはわかりませんが……」(SMAPファンの女性)
一方、2日目のMCタイムでは今回のコンサートグッズについて解説する中、ショッキングな出来事を打ち明けたようだ。グッズは「木村拓哉がオーナーのサーフショップがあったら……」というコンセプトで製作されたもので、サーフィン好きな木村のこだわりが詰まったアイテムとなっている。
「オレンジ色のエコバッグは、持っているだけで目がいくような『救難カラー』にしたそう。会場付近でも持っている人を『スゴく見かけた』と発言した流れで、木村くんは『会場の周りはいいけど、自宅の周りはちょっと勘弁して』と、言い出したんです。なんでも、初日の公演が終わった夜に自宅に帰ろうとしたところ、そのオレンジのバッグを持った人が背後に立っていたとか。『自分が家に着くって時に“たしかオレンジの袋、今いたなぁ”って振り返ったら、その人が電信柱にフッと……(隠れた)』と、告白していました。木村くんが明るい口調で笑いながら話していたので、会場からも笑い声が漏れていたのですが、『エー……』という驚嘆や引き気味の反応も。要は、木村くんの家を知っているファンが帰宅時間に合わせて自宅周辺に現れたという、“マナー違反”に言及したわけです。本人は冗談っぽく『本当に目立つので、くれぐれもそういう使い方はなしにしましょう』と締めていたものの、ファンはその後静まり返ってしまいました」(前出・ファン)
国立代々木競技場第一体育館では11日に追加公演が行われ、同19日・20日に大阪城ホールのステージに立つ木村。待ちわびていたファンのためにも、けがなく無事に突っ走ってほしいものだ。