インタビュー

チョコレートは「ダイエットに最適」説を管理栄養士に聞く! 「太りやすい/太りにくい食べ方」も

2020/02/11 17:00
サイゾーウーマン編集部(@cyzowoman

「ビタミン」「食物繊維」配合のチョコにも要注意

 では、チョコの「太りやすい食べ方/太りにくい食べ方」というのは存在するのだろうか。まず選ぶ種類について、「先ほども少し触れましたが、カカオ量が多いものは、一般的なチョコに比べ、太りにくい」と岡田氏。

「なので、一般的なチョコの方が太りやすいと言えますが、中でも、例えばアーモンドが入っているものは脂質が、ウエハースやクッキーと一緒になっているものは、糖質が増えるので、さらに太りやすくなってしまいます」

 最近では、チョコの中にコーンフレークやフルーツなどを練り込み、「ビタミン」や「食物繊維」などが豊富に配合されているとアピールするチョコも多く、あえてそういったものを選ぶ人も少なくないが……。

「ビタミンや食物繊維が増えた分、脂質や糖質も増えていることも考えられます。管理栄養士の視点からすると、ビタミンや食物繊維を摂りたいなら、『野菜を食べた方がいいのに』と感じますね。以前、『寝る前に少量食べると、寝つきが良くなる』と謳うギャバ配合のチョコの話を耳にしたんですが、それも『ギャバのサプリを飲めばいいのに』と、管理栄養士の間で話題になったんです。太りにくいチョコを選びたいのであれば、ほかに何も入っていないシンプルな高カカオチョコがいいと思いますよ」

 また、甘いものを食べると多幸感を得られることから、チョコには「エンドレスで食べてしまう」という特徴も。そのため、「小袋にしてある、また板チョコなどを選ぶのは、食べる量が決めやすく、『エンドレスに食べてしまう』ことの防止にもなるので、太りにくい食べ方と言えるのではないでしょうか。逆に食べる量を決めにくいものを選ぶのは、太りやすい食べ方につながると言えるかもしれませんね」とのこと。


 さらに、食べる時間帯や食べ合わせにも、「太りやすい/太りにくい」があるという。

「よく言われることですが、夜寝る前は太りやすいです。日中の時間帯……例えば、午後3時の“おやつの時間”に食べる方が、寝る前に比べれば太りにくくはあります。なぜかと言うと、日中は活動している時間帯だけに、摂ったカロリーを消費しやすいから。寝る前だと、カロリーが消費されず、吸収されてしまうんです。また温かい飲み物を飲むと胃が落ち着くので、日中にチョコを食べるにしても、一緒にホットのブラックコーヒーやお茶などを飲むと、食べすぎ防止につながり、太りにくい食べ方になります。なので、逆に言うと、チョコだけを食べるというのは、食べすぎにつながり、太りやすい食べ方と言えるのではないでしょうか」

チョコレート検定 公式テキスト 2020年版