加藤清史郎くんに続き……嵐・櫻井翔似の「消えた子役」が本格復帰のウワサ
ここ数年、目立った露出のなかった元人気子役の加藤清史郎が、昨年12月下旬、ミュージカル『KID VICTORY』に出演。それに合わせて12月21日、ニュースサイト「デイリースポーツ」が加藤のインタビューを配信すると、一時、加藤の名前がTwitterのトレンドに入るほど反響を呼んだ。インタビュー内で加藤は、実はイギリスの高校に通っていたことを告白。2020年4月から、日本の大学に進学予定で、学業を優先しながら俳優活動を本格的に再開させるという。
「芸能界には、『人気子役は大成しない』というジンクスがあります。例えばNHK連続テレビ小説『おしん』で、少女時代の谷村しん役を演じた小林綾子は、あれだけ話題になったにもかかわらず、この役の呪縛から抜け出せず、その後のキャリアはパッとしない。そういった例が数多いだけに、ジブリ映画『崖の上のポニョ』でブレークした大橋のぞみのような人気子役も、中学や高校入学を機にスッパリと芸能界から身を引くことがあります」(芸能ライターA氏)
ところが近年、加藤同様に「学業を優先」としつつも、芸能界での仕事を続ける元子役が増加したと、前出のA氏は語る。
「2017年、難関私立中学に合格をした芦田愛菜も芸能活動を続けており、2020年公開予定の映画『星の子』で主演を務めます。仕事を続けたいという子どもの希望は尊重したいが、一方で、将来何があるかわからない不安定な世界なので、大卒程度の社会常識は付けさせておきたい……そんな親の意向も影響しているのでしょう」(同)
数多くの子役を抱える事務所関係者も、親の心境に変化が出てきたと実感しているという。
「昔は『学業なんてどうでもいいから、とにかく今、芸能界でうちの子の顔を売りたい』という親御さんが多かったんですが、最近では学業優先のケースが増えてきていますね。むしろ、『芸能活動は大学受験対策のため』なんて言う親御さんまでいますよ。いわゆる『一芸入試』の箔づけのために入所させるケースも少なくないんです。あくまで”子役”は副業であり人生の保険、『人気が出れば、それはそれでラッキー』ぐらいの感覚のようです」(芸能事務所関係者)
そんな中、一時期「消えた」と言われていた人気子役が、大学入学を期に芸能活動を再開させるとウワサが流れているそうだ。
「映画『東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~』 で主人公の幼少期役を、また観月ありさ主演ドラマ『斉藤さん』(日本テレビ系)で主人公の息子役を演じ、人気を博した谷端奏人くんです。当時から、演技面だけでなく、『嵐・櫻井翔に似ている』とルックス面も話題になっていましたが、中学入学を境に仕事をセーブし始めたようで、世間的にはすっかり『消えた子役』扱いなのでは。しかし実は高校生になってから、所属事務所サイトの公式写真がひっそりと更新されていたといい、私立高校のパンフレットにモデルとしても登場。2020年には高校を卒業するので、加藤清史郎くん同様、俳優活動を本格的に再始動させるのではと、業界内で期待が高まっています」(前出・A氏)
実力は折り紙付きの天才子役たちが、子役時代のイメージを一度消して復帰する……そんなケースが今後増えるかもしれない。
(飛田芹香)