勝海麻衣、ゆたぼん、ティラミスヒーロー……2019年「ネット炎上の主役たち」は今
ネット炎上は何も一個人に限ったことではない。1月には、ティラミスブランド「HERO’S」(以下、ヒーローズ)が炎上騒動を起こしている。
「俳優の三浦翔平をイメージキャラクターに起用し、東京・表参道に1号店をオープンして注目を集めた『ヒーローズ』ですが、13年から日本でも販売を開始しているシンガポールのティラミスブランド『The Tiramisu Hero』(以下、ティラミスヒーロー)が、『弊社のオリジナルブランドの商品やロゴに酷似している』と公式Twitterで声を上げたことでパクリ疑惑が発覚しました」(同)
ティラミスを「瓶詰する」という仕様や、猫のキャラクターを用いたブランドのロゴ、店名と、何から何まで本家にそっくりで、「意図的に似せているとしか思えない」との指摘がネット上で相次ぎ、大炎上。また、「ヒーローズ」側が「ティラミスヒーロー」の名称と猫のロゴを日本で商標登録していたため、本家の「ティラミスヒーロー」側が、日本でこれらを使用できなくなっていたことも判明し、「乗っ取りビジネス」「やり方が汚い」と猛烈なバッシングを受けるに至った。
「ヒーローズ」は早々に謝罪文を出し、猫のロゴの商標のみ、使用権を「ティラミスヒーロー」に譲渡すると表明。しかし騒動の影響か、表参道の1号店もオープンから2カ月後の3月には、早くもひっそりと閉店していたようだ。
「パクられた側の『ティラミスヒーロー』は、日本での称号を『ティラミススター』に変更して販売を続けています。人気百貨店にも続々出店していて、騒動で一気に知名度を上げたようですが、今度は『ティラミスヒーロー』の猫のキャラクターが、日本語訳の書籍もあるアメリカオークランド州在住の人気イラストレーター、ジェマ・コーレル氏の作品に酷似していると指摘されました」(同)
これについて「ティラミスヒーロー」は「ジェマ氏の作品のファンで、大きな影響を受けた」と参考にしたことは認め、ジェマ氏に知らせていなかったことは謝罪したものの、「違う絵柄になるように最善を尽くした」「ジェマ氏にインスピレーションを受けて描かれた作品は2015年以降使われていない」と釈明している。
果たして2020年はどんなネット炎上が勃発するのか、注視していきたい。