暮らし
伊藤まきの「お片付けSOS」相談!
100均「透明ボックス」収納で“賞味期限切れ”一掃! 食品ストック癖は年8万円のムダだった
2019/12/23 19:30
整理収納アドバイザー1級で収納ライターの伊藤まきが、家の中の “片付かない”ちょっとした悩みを“簡単で安く”解決するコツを提案します!
いよいよ今年もラストスパート! 2020年こそ「運気UP」と願うなら、年末に「食品の片付け」をしてみましょう。政府が発表する数字を元に、家庭から出る「食品ロス」を減らせば「年間約8万円」の節約がかないいます。とくに、貯金が苦手な方には「家計の4分の1を占める食費」について考え直すきっかけになるかも……。
今回の相談:新年の開運を願って「賞味期限切れ」食品を一掃!
今回は、新年の開運を願う、板橋区に住むAさん(37歳/4人家族)のキッチンから「食品庫」を一掃します。洋服や小物より不要になる理由もわかりやすく、チリツモな「無駄使い」に気づきやすいスポットです。
[Before]
L字型キッチンのコーナー(角)を「食品庫」にしているAさん。使用頻度から考えても、この場所がベストだそう。「特売や買い溜めはしないので、大丈夫だと思う」とのことで、片付ける必要性を感じていないものの、在庫量や食品の種類がひと目で見渡せません。
どんな家にも「賞味期限切れ」の無駄が出る!
食品ストックが少なめのAさん宅でも、片付けたら「賞味期限切れ」や「腐敗・カビ」による「食品ロス」が出てきました。これ、ほぼ100%の家で見る残念な現実です。日本では約643万トン※の「食品ロス」があると発表されていています。そのうち、約半分が家庭(約291万トン)からの可燃ゴミです。その半面、「食べ物に困っている子ども」が世界中に存在します。重たい話ですが、昨今の気象問題(可燃ゴミの環境負荷)にも大きく関係しています。
※平成28年度推計(農林水産省・環境省)