不用品処分で60万円儲かった! 年末に「片付け」だけで「お金が増える」方法教えます!
整理収納アドバイザー1級で収納ライターの伊藤まきが、家の中の “片付かない”ちょっとした悩みを“簡単で安く”解決するコツを提案します! 今回は、年末に向けて「大掃除」がテーマ。しかし、伊藤さんいわく「大掃除しない」でOKとのこと……。その理由とは?
前回も、年末に「大掃除しない宣言」を提案しました。家の中にあるモノで、引き出しひとつでも「必要」「不要」をジャッジした経験がないなら、年末は「捨てる」ことだけに集中してください。さらに「捨てる」モノの中からまだ使えるモノを集めれば「お金」に変わります。お金にするには、時間と労力が必要ですが「お金の使い方」を変える“意識改善”にもつながります。
「捨てられない」初心者は、まず3ステップ!
まず、「捨てる」ことに抵抗がある人はたくさんいます。そして皆さん、ほぼ同じ理由で残そうと考えるのです。着なくなった服は「家着にするから」、まだ使える鍋は「母にあげるから」など。これではまるで、モノに人が支配されているようです。こうしたとき、筆者は3つの方法を提案します。「ゴミ袋へ直行!」に抵抗がある人も、選択肢が広がります。
[1]家族・友人ではなく「他人」へ譲るべし!
まだ使えるモノだからと、家族や友人に譲るのはNGです。家族だと家からモノが出ていきません。そして友人だと、お礼として別のモノが返ってくるし、また多くの方が「友人にもらったモノ」に困っています。もはや、譲るというより“押し付ける”印象です(育児グッズ除く)。だったら、必要としている他人へ譲り(売る)ましょう。
[2]食品ストックは「寄付」か「消費」すべし!
特売で買った加工食品、いただいたお菓子などの「食品ストック」を、地域のフードバンク(フードドライブ)などに寄付をするという考え方です。もしくは、わかりやすいカゴにまとめて、積極的に消費するよう提案します。
[3]タオルや毛布は「譲る」か「雑巾」にすべし!
あきらかにゴワゴワのタオルなのに、捨て時で悩む人はたくさんいます。古いタオルはハサミで切ってウエス(雑巾)にすれば、気持ちよく使い切ることができます。押し入れに眠っている箱のままのタオルや毛布は、地域の動物愛護団体に譲るなど、譲渡先はたくさんあります。
最終的には、必要としている「他人」へ「売る」「譲る」が手放しやすいことも。ちなみに、筆者は「超!浪費家」でしたが、そうやって家具や小物を手放したことで60万円以上の利益を得ました。そして「無駄使い貧乏」からも脱出。その経験を通して、不用品をお金に替える方法を紹介します。まずは、不用品の「捨て方」にもいろいろなパターンがあることを説明します。