ママ友LINEグループに招待されてあぜん! 「うちの夫の素性」を詮索されていたことが発覚
今や日常生活において、かかせないツールとなっているコミュニケーションアプリ「LINE」。かつては子どもの送迎時に、ママたちが立ち話をしているような光景が見かけられたが、時間に追われ忙しく過ごす共働き世帯が増えた今、ママたちのコミュニケーションの場は、LINEのグループチャットになっているという。そんな、ママたちの「グループチャット」から浮き彫りになった、彼女たちの悩みや、苦悩、気になる話題を覗いてみる。
ママ友同士のLINEグループチャットでは、雑談の一環として「夫」について話題に上ることもあるという。しかし、ママ友の「夫」という存在については、どこまで踏み込んでよいのか難しいものだけに、「モヤモヤしている」 というママたちは少なくないようだ。今回、そんな悩めるママの声を集めた。
「旦那さんが育児に協力的でいいなぁ」ママ友の自虐にうんざり
今日子さん(仮名)は、都内にある幼稚園に4歳になる男児を通わせている。その園では、幼少期の親子関係がのちの人格形成に影響するという考えから、未就学期のうちは、母親は就労せずに、子どものそばにいることを推奨しているそうだ。
「普段から保育参観や家庭訪問があるなど、普通の幼稚園より園と保護者の関係が濃いかもしれません。もちろん、ママ友付き合いも濃密で、お迎え時の立ち話から始まり、グループチャットでのやりとりも盛んなんです」
しかし、よその家庭の夫婦関係に首を突っ込んでくるママ友がいて困っているという。
「彼女は20代後半くらいの若めのママで、旦那さんが忙しいらしく、ずっとワンオペ育児みたいなんです。一方うちは、夫がフレックス制の企業に勤めているため、平日の保育参観などに参加することもよくあるのですが、そのたびに彼女が『今日子さんはいいなあ。今日も旦那さんが保育参観に来ていたよね』とメッセージを送ってきて……この前も、夫に保護者会へ出てもらったら、『旦那さんがそういうのに出てくれるのうらやましい。うちの夫はダメ、そういうの絶対無理』と。正直、何と返したらいいか悩んでしまいます」
対面であれば、別の話題などにすりかえて、やり過ごすことができるが、「LINEの場合は、終わりがないのが苦痛」だという。
「そのママさんは、グループチャットでも『うちは今日もママだけだよ(笑)』とか、夫が行事に来られないアピールをしてくるんです。最初はみんな気を使って『うちも次は来られないかも』と返信していたのですが、卒園までのあと1年ちょっと、このやりとりが続くと思うと、付き合いが面倒に感じています」
このように、ママ友グループ内では、送迎や行事参加といった育児を、夫がどの程度担当しているのか、話題に上がることが多いようだ。
「このママさんは、若いのにほぼ1人で育児や家事をしていて大変だろうなって、最初は同情していたんです。でもあまりに『うちの夫は非協力』という自虐がすごすぎて、最近ママ友たちの間では、逆マウンティングしているんじゃないのって、話題になるようになりました。よその家の夫を『育児や家事に協力的だよね』と褒めているようで、その実、『私は1人で頑張っている』ことを主張したかったのではないか、と。まぁみんなに『すごいね』と認めてほしかったのかもしれませんが……そう考えると、ちょっとかわいそうにもなりますね」