メーガン妃、インスタの「アメリカ英語」に非難集中! 「イギリス英語使うべき」「英国王室なのに」の声
出産という大仕事を成し遂げ、産休復帰後は精力的に公務に励んでいるメーガン妃だが、今年もスキャンダルな報道で世間をにぎわせた。
10月上旬には父親への手紙を紙面に掲載した大手タブロイド紙を提訴すると発表。基本的に王室はこの手の「プライベートに関する、くだらないタブロイド報道」は放置し、悠然と構えるスタンスをとっている。2005年にチャールズ皇太子が大手タブロイドを提訴し、翌年勝訴したことがあったが、これは元スタッフにより流出した私的な日記に「中国共産党の上層部は“恐ろしく古びた蝋人形のようだ”」と外交上火種となるような表現があったからだ。メーガン妃の場合、問題視しているのはタブロイドに自ら積極的に出ている父親に送った手紙。そのため「ほっとけばいいのに」と感じる人が多く、「訴訟好きなアメリカ人のメーガン妃が王子に泣きついたのだろう」と陰口を叩かれた。
10月下旬には、9月末に夫婦でアフリカを公式訪問した際のドキュメンタリー番組が放送された。番組中、メーガン妃はうっすらと涙ぐみながら、異常なほどの注目を集める自身の立場を「つらい」と吐露し、イギリス国民から大バッシングが巻き起こった。エリザベス女王もカメラの前でベラベラとしゃべる彼女に嫌悪感を覚えたようで、放送後、女王の部屋からはサセックス公爵夫妻の写真が消えたのだった。
イギリス国民からはバッシングされ、女王からも嫌われているメーガン妃。アメリカの大物司会者ウェンディ・ウィリアムズからも「ドキュメンタリーで、『こんな大変だなんて、つらいだなんて、知りませんでした』とカマトトぶってるけど。いやいや、あなた知ってたでしょ! 同情を買おうとするんじゃないわよ」とディスられるなど、アメリカ人のアンチも増えている。
もともとイギリス人は、王室に近づくアメリカ人女性を信用しない傾向にある。エドワード8世を夢中にさせ、王位から退位させたアメリカ人女性ウォリス・シンプソンの前例があるからだ。イギリスは人種差別よりも階級社会における格差差別のほうが強いといわれており、なにかと「アメリカ人」アピールしているメーガン妃の言動に国民は腹を立てているのだ。
邸宅の改修工事に240万ポンド(約3億3,000万円)の税金が使われたと報道された際には、「ワガママなメーガン妃のせいで、こんな大金が使われた」と批判されるなど、1年を通して悪者扱いされてきたメーガン妃。彼女の精神状態が心配されるが、「イギリスの伝統」にこだわる人にはまだまだ受け入れられず、2020年も受難は続きそうである。