コラム
“噂の女”神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第486回】

SMAP騒動から4年、木村拓哉のソロツアーを歓迎する女性週刊誌の魂胆

2019/12/03 21:00
神林広恵
「女性自身」12月17日号(光文社)

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 強制性交罪に問われていた新井浩文に5年の実刑判決が。一方、同様に卑劣な性犯罪疑惑の御用ジャーナリストは逮捕を免れ、いまだに何のお咎めもなし。この国はどんどんおかしなことが量産されていく。

第486回(11/28〜12/3発売号より)
1位「木村拓哉 『47歳の初ソロツアー』に秘めた『孤独4年』と『50歳の野望』」(「女性自身」12月17日号)
「木村拓哉 “本当にできるかな……”ライブ開催を後押しした“1枚のCD”」
「木村拓哉 平成を彩った4つの伝説ドラマ裏話」(「週刊女性」12月17日号)
2位「V6坂本昌行 元宝塚トップ女優朝海ひかると秘自宅愛1年」(「女性自身」12月17日号)
3位「森田健作知事『サンミュージックの社長に!』」(「女性自身」12月17日号)
※「女性セブン」は合併号休み

 なんだかんだ言ってもキムタクの動向は大きな関心を呼ぶ。今年9月、ソロアルバム発売をぶち上げたキムタクが、今度は来年2月にソロツアーを行うことを発表、そして「女性自身」と「週刊女性」がその特集記事を掲載した。

 4年ぶりのCDリリースとコンサート。そう、SMAP騒動から4年がたっていた。この間、キムタクには逆風が吹きまくった。裏切り者だから仕方ないが、ここにきてそのイメージ戦略も功を奏したのか復調の兆しは確かにある。ドラマ『グランメゾン東京』(TBS系)の評価もこれまでになく良い。そして「自身」「週女」記事もキムタクに温かい。ソロデビューに関し、「“ソロで本当にできるのか……”という思いもあったかもしれません」(週女)、「『俳優業で軌道に乗らなければ、もう歌えないかも……』と背水の陣を敷いたようです」(自身)とその苦悩を紹介しながらも、音楽活動の再開に歓迎ムードだ。「週女」なんかはトップ特集でソロツアーを記事にするだけでなく、巻末の方にも過去のドラマ秘話を4ページに渡って特集してた。

 一方、「新しい地図」香取慎吾も来年元旦に初ソロアルバムを発売するが、女性週刊誌や既存メディアは、これをたいして大きく扱っていない。まあ、今に始まったことじゃないが。

 そんな中、またぞろクローズアップされているのがキムタク妻の工藤静香だ。キムタクのソロデビューにはB’z・稲葉浩志の後押しがあったが、そもそもキムタクと稲葉をつないだのが工藤。工藤と稲葉の妻が仲良しで、その線で家族付き合いが始まった。そして、夫のソロデビューに工藤がまたしても口を出しまくっている――。これら工藤に関する情報は「週刊文春」(文藝春秋)で報じられていたが、しかし「自身」「週女」はスルー。しかも「自身」「週女」で記されているキムタクの苦悩にしても先週の「文春」が報じた「もうこういう場所に戻ってこられないと思っていた」とのキムタク発言がベースになっていると思われる。

 「週刊文春」記事を受けての後追い、キムタク擁護特集だったのか!?

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