サイゾーウーマンコラム神林広恵「女性週刊誌ぶった斬り」「二宮和也結婚」で乱れる嵐の足並み コラム “噂の女”神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第485回】 「二宮和也結婚」で蒸し返される大野智の同棲“公開謝罪”と、嵐の足並みの乱れ 2019/11/26 21:00 神林広恵 女性週刊誌ぶった斬り! 「女性自身」12月10日号(光文社) 下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る! 「週刊文春」(文藝春秋)に再び不倫を報じられた千原せいじが『ノンストップ』(フジテレビ系)に生出演し、謝罪した。やっぱり不条理。矢口真里は不倫で全ての番組を降板し活動停止、5億円ともいわれる違約金も発生したのに。でも、せいじは番組に生出演している――。マスコミ、芸能界、テレビ界、世間の不条理だ。 第485回(11/21〜11/26発売号より) 1位「『二宮和也結婚』の深刻余波で『「嵐」再始動は白紙に!』」(「女性自身」12月10日号) 2位「冨永愛と布袋寅泰が時間差で!『4時間個室密会』」(「女性セブン」12月5・12合併号) 3位「芦田愛菜 『クラス中が注目』親密BFは『千の風に』歌手の長男」(「女性自身」12月10日号) 仲良しだったはずの嵐だが、二宮和也の結婚で不協和音が。二宮結婚発表以降、そんな報道が相次いでいる。「女性自身」でも二宮に対し、お祝いコメントを出したのが櫻井翔と相葉雅紀の2人だけだったことで、「20年の歴史を見れば、今の5人の足並みに乱れが生じていることは否めません」と嵐の異変を指摘している。 しかし、この記事で興味深いのはコメントしなかった一人、大野智がコメントしなかった理由だ。「自身」はなんと大野の“過去の恋愛事件”にこそ、その根元があるとして、音楽関係者のこんなコメントを掲載している。 「交際報道で苦い記憶の残る大野さんは、今の時期に結婚を発表した二宮さんには同じ嵐として100パーセント素直な気持ちでおめでとうと言えない心境になってしまったようです」 やっぱりあの一件は、大野に、そして嵐にかなり大きな影を落としていたんだな。あの1件とはもちろん2015年9月に「フライデー」(講談社)が報じた大野同棲と、その後の謝罪会見のことだ。大野はこの時、元女優の一般女性との熱愛同棲を報じられたが、この熱愛報道は異例の展開を見せる。報道直後、大野は宮城で開催されたコンサートで報道陣に対して“謝罪会見”をしたのだ。しかも、その内容も驚くべきものだった。「同棲という事実は一切無く、お付き合いもしていません。もう会うことも一切ございません」。同棲や交際を否定しただけでなく、今後一切女性とは会わない。そんな一方的決別宣言をマスコミの前で大野はした(させられた)。 もちろんこれは大野の本心ではなかっただろう。しかも、これまでジャニーズ事務所はタレントの熱愛が報じられても御用マスコミに後追いさせなかったりと、スルーするばかりだったのに、大野は“公開謝罪”に追い込まれたのだ。これはジャニーズ史上でも異例のことだ。 そしてこの一件以降、大野は事務所に対する不信感を募らせ、それは今年1月の嵐活動休止発表へとつながっていく。そして今回、二宮の結婚に際しても大きな影を落とした。活動休止を1年後に控えた“仲良し”嵐にも亀裂を起こす要因となってしまったというのだ。 そう考えると、ジャニーズの非人道的な“タレント管理”は時を経て大きなしこりとなり、結果的に自分たちの首を締める形になった。グループの絆を綻ばせる原因となった。SMAP独立騒動も同様、因果である。 次のページ 密会を報道された冨永愛の謎 12次のページ 楽天 ARASHI LIVE TOUR 2015 Japonism(DVD通常プレス仕様) 関連記事 嵐・二宮和也の結婚について、女性週刊誌が一斉に報じた「出産の壁」嵐・二宮和也、妻・伊藤綾子が原因で両親と「関係悪化」報道――木村拓哉&工藤静香との類似点田口淳之介、ジャニーズ退所のウラに――中森明菜と重なる「家族の依存」と「絶縁」ジャニーズタレントのプロデューサー化は異常? 事務所の“衰退”を示唆する「週刊女性」飯島直子、「夫の不倫」報道の切なすぎる内容――“夫の兄嫁”が饒舌に話したエピソード