『スター・ウォーズ』最新作の台本がeBayに!? J.J.エイブラムスをムッとさせた“犯人”はあの俳優だった!
そして監督が出演した2日後の27日、同番組にフィン役のジョン・ボイエガが出演。司会者から「デイジーは自分じゃないって言ってるんだけど……」と脚本の話を振られると、肩をすくめて「オーライ、オーライ、犯人はオレだよ」と、あっさり認めたのだ。
ジョンは「そのときは引っ越しの最中でさ。翌朝起きたら持って行こうと、ベッドの下に脚本を置いたんだよ。でも友達が来ちゃって、ちょっとしたパーティが始まっちゃってさ。脚本を置きっ放しになっちゃったんだよ」「それから数週間後に掃除の人たちが来て、脚本を見つけてさ。eBayに65ポンド(約9,000円)の値をつけて出しちゃったんだ。そいつはモノの真の価値がわかってなかったわけでさ」と説明。
「オレは、“公開前にファンが映画の台本を読めるいい機会じゃん”って思ったんだけど」と言いつつ、台本の流出危機にディズニー側がよほど神経をとがらせたようで、「もう怖くって。だって、いろんな人から電話がかかってきてさ。ミッキーマウスまでかけてきたんだぜ。『なにしてくれたんだよ~』って!」とミッキーマウスのモノマネをしながら訴え、会場を爆笑の渦に巻いた。
脚本が流出することがどれだけのリスクなのか、いまいち理解していないような口ぶりのジョン。しかし彼の前にも『スター・ウォーズ』公開前にストーリーをバラしたとしてクビになり、ルーカスフィルム関連の公式イベントから追放された役者がいる。それが、初代ダース・ベイダー(エピソード4~6)を演じた元ボディビルダーのデヴィッド・プラウズだ。
デヴィッドは78年に開催されたファンイベントで「『スター・ウォーズ2』の後には3が撮影される」「ダース・ベイダーとルーク・スカイウォーカーの対決シーンがあるが、殺し合いではない。親子だからね」と暴露。また『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』(83)が公開されるかなり前に、「デヴィッドが『ダース・ベーダーが殺される』と明かした」と新聞に書かれてしまい、ジョージ・ルーカスの逆鱗に触れた。シリーズすべての脚本が仕上がる前の話だったので、「たまたま予想が当たっただけ」「記者にリードされての発言」とみられているが、ジョージは「ストーリーは極秘扱いで、厳戒態勢を敷いて撮影を行っているのを知っているのに、軽率な発言をした」と感じたのだろう。最終的に『スター・ウォーズ』関連のイベントに出ることを禁じられ、シリーズとの縁を切られてしまったのだ。
ファンの中には、今回のジョンの脚本紛失は、デヴィッドの暴露どころではないと心配する人も。一方で、ジョンは「別にいいじゃん」とあまり反省しておらず、もしかしたら、これからなんらかの制裁を加えられる可能性もありそうだ。
脚本紛失騒動の行方も気になるところだが、ファンが最も知りたい『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』の全容は、日米同時公開となる12月20日に明らかになる。