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木下優樹菜、“タピオカ騒動”の対応はミスだらけ!? “謝罪の専門家”が「全然だめ」と一刀両断!

2019/11/22 20:30
サイゾーウーマン編集部(@cyzowoman

 増沢氏いわく、芸能人の謝罪会見で、関係者がよく間違うのが、「正しい情報を伝えようとしてしまうこと」だという。

「謝罪会見は、世間の『調子に乗りやがって』といったネガティブな反応をどれだけ抑えられるかが肝。その際、『誤解があった』『行き違いがあった』などの正確な情報を伝えたところで、世間は『なるほど、じゃあ、あなたは悪くないね』とはなりませんし、誰もそんなものは求めていないのです。だからこそ、記者会見で集中砲火を浴びても一切言い訳せず、『自分はバカで愚かでした』『自分は頭が悪く、下品だった』などと認めること以外、私は火消しにはならないと思いますね」

 増沢氏は、木下が“元ヤンキー”として知られる点を踏まえ、「元ヤンなりのけじめのつけ方を示すことで、潔さのようなものを世間に伝えられれば、批判が和らぐ可能性もある」と指摘。木下が店長に直接謝罪に行き、和解するのも一つの手だという。

「有名人と一般人の間でトラブルが起こった場合、立場が“圧倒的に上”である有名人が、一般人の元に出向くのは、それ自体が相手にとってプレッシャーになるので、本来やってはいけないことなのです。しかもその行為は、謝る側の自己満足でしかないですしね。しかし、ヤンキー気質である木下さんであれば、『筋を通すために、後先考えず直接謝りに行った』というのなら、アリなのかなと思います」

 しかし、こうした謝罪対応は、本来であれば「流出したDMを『自分が送ったもの』と認めた時点で、すぐに行わなくてはいけなかった」という。結局のところ、表に出ることなく活動自粛に入った木下だが、今後問題になってくるのが復帰時期だろう。その「目安」はどれくらいになると考えられるのか。

「このまま騒動をうやむやにするつもりであれば、中途半端に時間をおいても『逃げた』と言われるでしょうし、やはり5~10年は必要なのでは。それより早くに復帰しようとしても、ネット上のアンチは見逃さず、必ず騒動を蒸し返します。しかし、5~10年という時間がたてば、現在の『美女ママタレ』としてのニーズはなくなる可能性が高いとも思いますね。2012年に発覚したペニーオークション詐欺事件に加担した芸能人の中にも、うやむやにしたまま表舞台から姿を消したり、露出が減った人がいますが、やはりちゃんと表に出て謝罪をしないと、復帰は限りなく難しくなってしまうものなのです」

 謝罪会見を開くにしても、時すでに遅しかもしれないが、時が過ぎ去るのを待ち続けるよりはマシとも考えられる。今後の木下の動向に要注目だ。

増沢隆太(ますざわ・りゅうた)
RMロンドンパートナーズ代表取締役社長。企業や団体など、組織の問題に長年取り組み、危機管理やハラスメント対策を、官公庁、企業・団体で広く行っている。東北大学特任教授として、コミュニケーションやキャリアの講義も担当。『謝罪の作法』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)『戦略思考で鍛える「コミュ力」』(祥伝社)など著書多数。

最終更新:2019/11/22 20:30
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