HiHi JetsがTravis・中村の(秘)ネタ暴露、美 少年×はじめしゃちょーコラボに賛否【ジャニーズJr.チャンネル週報】
9日の動画は「美 少年【はじめしゃちょーとコラボ】ヤバイです!事件です !!」。前回、静岡の「御殿場プレミアム・アウトレット」へ行くロケかと思いきや、実はドッキリでバンジージャンプ場へ向かうこととなった美 少年メンバー。本来は岩崎大昇の罰ゲームだったはずが、飛び降りる決心がつかず、那須雄登と金指一世が代わりに飛び、収録を終えていた。今回はその続きで、移動の車内では疑心暗鬼になる6人。ひとまず、普段はなかなか聞けない内情を探る「ここが知りたい! 美 少年」なるコーナーに入ったが、実はこちらもスタッフが用意したニセ企画だった。
藤井直樹は「金指くんが最近、しゃべりだして。ギャグをやりだしたり。一体何があったのか?」と、金指に質問。視聴者の声を代弁してくれた形だが、気になる回答は「俺はまぁ、みんなを楽しませようと頑張ってる。ちょっと頑張ってる」とのことだった。しかし、「どこへ連れて行かれるのか」と不安な彼らはまったく盛り上がらず、ローテンションのまま。ようやくスタッフが「ある人と、テレビ電話がつながっております」とネタバラシしたところ、なんと電話の相手は人気YouTuber・はじめしゃちょーだった。
まさかの人物の登場に、全員が絶叫して大興奮。那須雄登や浮所飛貴は過去の動画について「見てました!」とアピールするなど、はじめしゃちょーはこの年代にとっての“スター”であることが十分に伝わる。実際、はじめしゃちょーは日本国内のYouTubeチャンネルで登録者数No.1を誇り、「Jr.チャンネル」としては、このレベルのトップYouTuberとのコラボレーションは初の試み。これから、静岡にあるはじめしゃちょーの家に行くと知り、岩崎は「今なら(バンジージャンプを)飛べそうな気がするわ」と豪語するほど、気持ちが高ぶっていた。
ロケバス内で、メンバーは口々に「ヤバい」を連呼。本人との対面時は、衝撃を受けた浮所がコケてしまうアクシデントもありつつ、はじめしゃちょー側も「待って、イケメンすぎる! ヤバい!」と動揺(ジャニーズファンと同じリアクション)。お互いの挨拶タイムは、ガチガチに緊張する佐藤が「じゅ、16歳の佐藤龍我です」と甘噛み。動画終盤の8分15秒以降は、何の面白みもない自己紹介や、「若い!」(はじめしゃちょー)「今日なんとお呼びしたらいいかなって……」(浮所)などのよそよそしい会話が続く。そのぎこちないやりとりを見て、筆者は「ジャニーズの先輩でもないのに、こんなに緊張するものなのか!?」と、驚くばかりだ。
メイン企画自体は次週に持ち越しとなったが、今回ははじめしゃちょーのチャンネルにも美 少年の出演動画がアップされている。「【朗報】ジャニーズに入りました」とのタイトルで更新され、こちらでも同様に美 少年の自己紹介と、「何とお呼びしたらいいですか?」(浮所)「はじめさん」「1回呼んで欲しい」(はじめしゃちょー)のくだりが。また、美 少年の対抗馬として登場した、はじめしゃちょーの後輩・たて面ステーションとともに、「お題に対してアイドルっぽく答える」ゲームにチャレンジ。ちなみに、はじめしゃちょーが「たて面と僕も、ほぼアイドルなんで」と述べた際は、那須と金指の苦笑いをアップで使うなど、YouTuberならではの編集技術が随所に見られた。
ルールは、4人ずつに分かれて書いた解答をランダムに振り分け、「美 少年以外の答えを見つける」というもの。「美 少年のキャッチコピー」「学校で理想の告白場所は?」「自分が曲を作るとしたらどんな題名?」といったテーマで行ったものの、はじめしゃちょーとたて面の答えは比較的に当てやすく、特に意外性はない展開だった。とはいえ、テロップの入れ方やテンポの良さなどの要素が重なり、正直に言って美 少年バージョンよりも断然面白い動画となっている。
そして、再生回数は美 少年が40万台、はじめしゃちょーの方は148万台(15日時点)と、歴然の差がついていた。さらに、はじめしゃちょー側のコメント欄では「メガネの最年長の子」こと藤井を推す声が多く、ほかにも「めちゃめちゃ売れそう」「全員イケメン」「美 少年って名前は攻めすぎって思ったけど、全員顔がキレイすぎて、名前の通り……」と、美 少年が絶賛されている。この事態にJr.ファンは「一般層の視聴につながるから注目されるし、Jr.を知ってもらうきっかけになる。再生回数も上がって良いと思う」「コメント欄で美 少年が褒められてて、読むのが楽しい」と、歓喜。
また2本を比較した上で、はじめしゃちょーの動画に関し「めっちゃ面白かったー! やっぱりこれが本職の人は違うな」「編集のテンポがよくて、プロフェッショナル」「再生回数が全然違う。YouTuberってスゴい」と、あらためてリスペクトする声も。
こうして、概ね好意的な感想が多い一方で、Twitter上には「ジャニーズたるもの、孤高でいてほしい。YouTuberとは絡まないで」「『Jr.チャンネル』にYouTuber出るのは違う」「『Jr.チャンネル』でYoutuberとのコラボとか正直いらない。コラボした方が再生回数や知名度が上がるのかもしれないけど……」「こういうの求めてないし、最悪」「YouTuberとコラボなんかさせるなよ……ジャニーズの価値が下がる」と、否定的な声もわずかにある。
筆者もどちらかと言えば、そこまでYouTube内に染まらず、YouTuberたちとは一線を画した独自のチャンネルでいてほしかったというのが本音。しかし、運営側の事情からすれば、開設後1年半を経て全体的に企画のマンネリ感は否めず、禁断の手に出るしかなかったのかもしれない。果たして、今後もYouTuberとのコラボは続いていくのだろうか?
(中村チズ子)