「毎年、処女膜検査をさせている」ラッパーT.I.、18歳の娘をめぐる発言が大バッシングを受ける
アメリカのラッパーたちの初体験平均年齢は異様に低いことで知られているが、T.I.も例外ではなく、11歳で女性を知ったという。多くのラッパーたちがそうであるように子だくさんで、現妻の連れ子を含め、7人の子を持つ。スタイリッシュで穏やかそうに見えるT.I.だが、高校を中退して薬物や銃器の売人になり、逮捕・収監された過去を持つ。ラッパーとして有名になってからも逮捕されており、再び刑務所にも入っている。悪い男たちを大勢見ているから「娘には1日でも長く処女を守り続けてほしい」と願うのかもしれない。
とはいえ、処女膜検査までするT.I.に対して、ネット上では大半が「キモい」と反応。ドラマ『ハンドメイズテイル/侍女の物語』でジャニーンを演じる女優マデリーン・ブルーワーは「本当に気持ちが悪くて吐きそう。道徳的に許されないことだわ。笑ったりジョークにしたりなんて、絶対しちゃいけないことよ」とツイートし、T.I.のことを毒親だと批判。
T.I.と険悪な関係にある女性ラッパーのイギー・アゼリアは、「彼は女性をコントロールしないと気が済まないという深刻な問題を抱えてるのよね。人生のあらゆる面において。セラピーが必要なレベルよ」と痛烈なツイートを投稿。モデルのクリッシー・テイゲン、大御所女優のエレン・バーキンらもTwitterで、処女膜チェックに嫌悪感をあらわにし、T.I.を批判するツイートを投稿。「T.I.」がアメリカのツイッタートレンド第1位になるほど大炎上した。
この騒動を受け、アメリカで人工妊娠中絶、避妊薬処方、性病治療などを行う非営利組織「プランド・ペアレンドフッド」は、処女膜のあるなしでセックスをしているかどうかは判断できないと医学的に説明。処女膜検査がいかに無意味なことかを力説した。
T.I.だが、問題発言をした番組で「子どもたちには、“その時”が来ていないのに(早まったり焦ったりして)セックスをしてほしくない。でも、“その時”がいつかなんて誰にもわかんないしね」とも語っていた。「とはいえ、息子たちに対しては、娘たちと同じように考えてはいない。正直に言ってね。どの父親も同じように感じてると思うけど」と、男尊女卑と受け取られかねない発言もしている。
渦中のデジャは、これまで反抗せずに処女膜検査を受けてきたよう。しかし、今年大学に進学し視野が広がり、SNSの「拒否すべき! あなたの人生なのよ! 毒親の呪縛から逃れて!」という意見に「いいね!」を押していることから、今後は検査を拒否するかもしれない。
T.I.が、この件についてどうコメントをするのか? デジャは父親をかばうのか、それとも非難するのか? 続報を待ちたい。