ジャニーズファンの“都市伝説”、業界関係者がジャッジ! 「重版すればまた表紙」「クレームはスポンサーへ」は本当?
週・月単位で表紙が替わる雑誌に対し、CMは長期にわたって放映される場合が多く、ファンにとっては「うれしい仕事」の一つだろう。担当がCMに起用された際、商品を大量購入して「CMの放映期間を長くしよう」というファンの動きもあるが、実際に効果はあるのだろうか?
CM企業Aは、「放映期間は最初から決まっているので、売れ行きに応じて延びたり、逆に短くなったり、ということはないです」とキッパリ。一方で、CM企業Bは「放映期間は、販売数に応じて延長を検討しています」と答えており、企業によって対応は異なる模様。
しかしCMの場合、「起用したタレントのおかげで売り上げが伸びた」のか、「商品の評価が高くて売り上げが伸びた」のか、判断が難しくないだろうか。この疑問をCM企業Bにぶつけたところ、「CMの効果というのは、商品の売り上げだけでなく、Twitterでの反響、YouTubeでのCM動画再生回数など、総合的に見て判断しています」と回答があった。さらに、「実際に商品をご購入いただきまして、『すごくよかったよ!』という声を発信していただければ……」との本音も。CM効果でファンが商品を購入するだけでなく、“宣伝”してくれるところまで期待して、起用するタレントを決めているのかもしれない。
また、CM企業Cの担当者は、「『○○さんを起用していただいてありがとうございます』など、ファンの方からさまざまな声をいただいております」とした上で、「『お客様相談室』にいただいたメールやお電話の内容は、社長以下すべての社員が見られるようになっておりますので、反響はしっかり伝わっています」と教えてくれた。ファンからの感謝メッセージが、社員のモチベーションアップにつながる場合もあるようだ。