フェリシティ・ハフマン不正入学事件の“軽すぎる”判決に、『デス妻』リカルドが「白人優遇はドラマ現場にもあった」
また、撮影開始当初、エヴァは他の主要キャストよりも出演料が低く、それを改善したのは、フェリシティが数週間にわたってみんなを説得してくれたからだと力説。エヴァは出演料に差をつけられた理由を「私だけキャリアが浅かったから……」と説明していたが、ネット上では「ラテン系女優だったから、軽く扱われていたのだろう」といった臆測が流れた。
一方のマークは、『デス妻』の撮影現場には「問題のあるキャストがいた」と明かし、その女優は「(すでに)ビッグスターで、深刻な問題行動がある人だった」と説明。女王のように振る舞っていた彼女は、シーズン7の撮影途中から他キャストとは口をきかないようになったが、「フェリシティだけは、無視されると知りながらも挨拶をしていた」と述べ、どんなに無礼な人に対しても礼儀正しくしていたと主張。フェリシティの人間性を褒めたたえ、減刑を訴えた。
ちなみにエヴァをいじめ、マークがどう扱えばよいのか頭を悩ませた共演者とは、同作でスーザンを演じたテリー・ハッチャーとの説が有力だ。ドラマ『新スーパーマン』(1993~97)でヒロインを演じたり、映画『007 トゥモロー・ネバー・ダイ』(97)にボンドガールの1人として出演するなど知名度があったため、自分だけ別格と高飛車になっていたとのゴシップもあり、実際に授賞式などのドラマ共演者やスタッフとの集合写真に写っていないことも多い。
事実、番組を途中で降板させられたイーディ役のニコレット・シェリダンはテリーのことを、「世界で一番いじわるな女」呼ばわり。また、テリーを詐欺罪などで訴えた制作会社の元パートナーは「彼女は気分屋で、変な要求ばかり突きつけられた」と暴露している。
もしかしたら、リカルドもテリーの横暴さに嫌気が差し、これも白人優遇のひとつだと苦々しく感じていたのかもしれない。そして、白人女優の中でもフェアな人だと思っていたフェリシティでさえ、私生活では白人セレブという立場にあぐらをかいていたことを知り、このようなツイートを投下せずにはいられなかったのだと推測される。
最近、数多くの人気ドラマのリメイク版がオリジナルキャストにより制作されているが、当時から闇が深いと報じられていた『デス妻』のリメーク版が制作される可能性は限りなくゼロ。ちなみにテリーを一躍有名人にした『新スーパーマン』でスーパーマン役を演じたディーン・ケインは、先月末、テリーとドラマのリバイバル版について話していると告白。こちらの制作は現実的だと注目を集めている。