コラム
[連載]ヤリチン卒業!! 叶井俊太郎の子育て奮闘記

ご近所トラブルを目撃! 夜中の12時~4時まで警察署で事情聴取されたよ

2019/09/16 19:00
叶井俊太郎
(C)倉田真由美

 前回は、我が家と大家さんの“ご近所トラブル未遂”について書きましたが、今回は警察沙汰になった衝撃体験をお伝えします。

 うちは一戸建ての2・3階部分を借りているんですが、隣の一軒家にはじいさんが一人で住んでます。3年ほど前、夜11時ごろに突然チャイムが。「こんな夜になにごとだろう」と思ってインターホンに出ると、1階に住む大家さんが「ちょっと外に出られます?」と言うじゃないですか。行ってみると、隣のじいさんと大家さんが話し合ってる。聞くと、じいさんが「風呂から戻ったら、部屋中にプラスチック片がバラ撒かれてる。あなたが撒いたんじゃないのか?」と意味不明なことを言い出した!

 「え? プラスチック片? なんですかそれ?」と聞き返しても、「うちはすべての窓のカギも閉めて、雨戸も閉めてる。どうやって部屋に侵入したんだ!」と、完全にオレが犯人だと思い込んでる! 相手はヤバい人みたいで、大家さんもビビってる! ここでオレが逆ギレしたら何をしでかすか……。 冷静に「いやいや、そんなにしっかりと防犯してたら、誰もお宅に入れないですよ。絶対に勘違いですって」と言い聞かせました。じいさんは納得してなかったようですが、なんとか帰ってもらえた。大家さんとは「かなり妄想が強いみたいだから、 お互いに気をつけましょう」と言って、その場は終了しました。

 そんなことがあって、先日のまたまた夜11時ごろ。オレは近くの自動販売機に飲み物を買いに行こうと家を出ました。そしたら突然、隣のじいさんが金属バットを振り回しながら出てきた。「こんな夜に素振りでもやるのか?」と思いながら自動販売機に着くと、いきなり「バリバリ! ガシャガシャーン!!」と自宅の方から破壊音が。急いで家に戻ると、先ほどのじいさんがバットを持ったままダッシュで家の中に入って行くじゃないですか!

 自宅に着くと、うちにとってはじいさん宅とは反対側の、ばあさんが一人で住んでいる家の窓ガラスがすべて粉々に割れてる! 同時に大家さんや近所の人たちも外に出てきた。オレは決定的な瞬間こそ見ていないが、「これは確実にじいさんが金属バットで割ったな」と確信して、みなさんに見たことを説明しました。心配になって、みんなでばあさんの家のチャイムを鳴らしたが、出てこない。そうこうしていたら、偶然にも自転車で巡回中の警察官が通りかかったんです。

「あ、おまわりさん! もう通報がいきました?」
「いや、たまたまです」
「そしたら、ちょっとこっち来てくださいよ。これ見てくださいよ! 」
「うわ! どうしました、これ? ひどいな!」
「隣のじいさんが、金属バットで割ったんですよ。オレは、金属バットを持って出ていくじいさんを目撃しました」

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