ジャニー社長の『Mステ』秘話! ジャニーズJr.演出に情熱、「スタッフと言い合い」の過去も?
10月より、テレビ朝日系の音楽番組『ミュージックステーション』(以下『Mステ』)が、現在の「金曜夜8時台」から「金曜夜9時台」の枠に移動することが発表された。9月2日発売の「週刊ポスト」(小学館)は、この変更に伴い、同番組に「ジャニーズJr.が出演できなくなる可能性」を報じている。
「タモリが司会を務める『Mステ』は、1986年に放送を開始して以降、33年間ずっと『金曜夜8時台』で放送されていました。しかし今年8月、テレ朝は『Mステ』の前の時間帯に放送しているアニメ番組『ドラえもん』と『クレヨンしんちゃん』を土曜夕方に、そして『Mステ』を『金曜夜9時台』に移動させることを発表したのです」(芸能ライター)
テレビ業界では現在、労働基準法に鑑みて「15歳未満の夜9時以降の生出演」を自主規制している状況。『Mステ』には毎回必ずジャニーズのタレントが出演し、そのバーターのような形でJr.のバックダンサーがついていたが、放送時間帯が変わることにより「15歳未満のJr.は『Mステ』に出演できなくなる可能性が高い」(同)という。
「『ポスト』もこの件に触れつつ、今年7月にジャニー喜多川氏が亡くなったことが、放送枠変更に影響したと伝えています。ジャニー氏がJr.の育成、プロデュースに力を注いでいたのは有名なので、テレ朝も改編をためらっていたのではないか……とのことです」(同)
実際、ジャニー氏がJr.の『Mステ』出演に情熱をかけていたことは、一部業界関係者の間でも知られていた。
「特に1990年代のジャニー氏の熱量は半端じゃなかったようです。『Mステ』のスタジオを訪れたジャニー氏は、メインのデビュー組はほぼ無視して、Jr.の演出に心血を注いでいたとか。あるデビュー組グループの出演時には、リハーサルで決まっていた演出を無視して、“デビュー組の前でJr.が踊り続ける”という案を強行しようとしたこともあったそうです。『さすがにそれはちょっと』とためらう番組スタッフと言い合いになり、最終的にジャニー氏が、スタジオの外に追い出されてしまったらしい……なんて話も聞きましたね。ジャニー氏がこだわっていたのは、『どうすればJr.が映えるか』という一点だったのかもしれません」(芸能プロ関係者)
しかしジャニー氏の逝去とともに、『Mステ』へのJr.出演にも、制限がかけられそうな状況。事務所としては、特に重視していなかった部分なのかもしれないが、ファンにとっては残念なことだろう。