住み始めて10年、騒音を巡る「ご近所トラブル」が勃発! 良好関係を維持したいので“奥の手”を使いました
「“まだテレビの音がうるさい”とクレームが入りまして……」
「ええ? また? なんで? 下に大家さんのご家族が住み始めてから、音量を上げたことはないのに! それどころか、前回のクレーム受けて、音を小さくしてるんですよ」
「それでも響くみたいです……」
「わかりました、どうにかしてみます!」
オレとしても、大家のおばあさんとはよく話すし、大事にはしたくないわけです。でも2回もクレームが入るんだから、よっぽどうちのテレビの音がうるさいんだろうな。しかしこれ以上ボリュームを下げると、音が聞こえない。どうしたものか……。改めてテレビ周りを調べてみました。そうしたら、テレビとつないでいるスピーカーを直接床に置いてることが発覚! だから下に響くのか! 早速100円ショップでレンガ風発泡スチロールを購入し、その上にスピーカーを置いてみました。これだったら響かないだろう!
その2~3日後の夜10時過ぎに、突然自宅のインターホンが鳴りました。「何事?」と思いながら出てみる。「あのー……下の者なのですが、テレビの音が響くので、ボリューム下げてもらっていいですか?」と、高校生くらいの女の子が立っている。多分、大家さんのお孫さんだろう。「え? まだ響きますか?」「そうなんです」「わかりました……」。すぐさま音量を下げたんですが、もうこうなるとテレビが全然聞こえない! こりゃ一体どうしたらいいものか。
翌朝、仕事に行こうとすると、大家のおばあさんが出てきました。「昨日はうちの孫がすみません。どうやら音にかなり神経質みたいで。もし、防音できる物を購入していただけるなら、費用はこちらで出しますので言ってください。ご迷惑かけます」とご丁寧な提案がありました。もう仕方がない、スピーカーを取り外して、テレビからの音声だけにしよう! これだったら大丈夫だろう! そして案の定、この“奥の手”により、クレームはなくなりました。よかったよかった。
ご近所トラブルって、こういう感じで始まっていくんだろうな。でもそこは話し合えば解決すると思うんですよね。ところが、 話し合いでも解決できそうにないご近所トラブルもあるということを実感する出来事がありました。その話は次回で!