マツコ・デラックス、新しい地図への圧力否定も逆効果――ジャニーズ事務所の新守護神に!?
下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!
平和の少女像などを展示した「あいちトリエンナーレ」の企画展「表現の不自由展・その後」が3日で中止に追い込まれた。テロ予告もあったが、しかし主催者側への批判ばかりで、卑劣なテロ予告行為に対する批判が少なく、警察の動きも鈍いことにびっくり。日本は“表現の不自由”な非民主主義国家となってしまったのか。
第470回(8/1〜8/6発売号より)
1位「マツコ・デラックス 『吾郎が嫌いなわけじゃない! アタシの言うこと全部書いてよ』」(「週刊女性」8月20・27合併号)
2位「安倍官邸と吉本興業 笑えない『ベッタリ』関係」(「女性セブン」8月15日号)
3位「太田光 先方の和解交渉には応じず…真相は『裁判で明確にしていきたい』」(「週刊女性」8月20・27合併号)
先週発売の「週刊文春」(文藝春秋)で驚きの報道があった。人気絶頂のマツコ・デラックスが『5時に夢中!』(TOKYO MX)への稲垣吾郎のレギュラー出演に関し、「稲垣を出すならマツコは降板する」などと阻止、「新しい地図」に圧力をかけていたというのだ。さらに「文春」に直撃されたマツコは、稲垣のレギュラー起用に反対したことを否定せず、「新しい地図」について「SMAPじゃなくなった三人に魅力を感じますか」などと痛烈に批判したのだ。
そんな報道を受け、今週の「週刊女性」がさらにマツコを直撃している。マツコは「週女」に対し「(文春記者に)“圧力”なんてナイと言ったのに、文春の上司が都合のいいように書き換えたのよ。ちゃんと話したのに、全然書いてくれない!」として約2時間にわたり、電話取材に応じたという。
マツコは文春記事に反論しようとしたのだろうが、しかし残念ながら全然反論になっていない。むしろ、圧力を補強するものとなってしまっている。
「解散騒動後のSMAPを入れると本来の番組カラーじゃなくなっちゃう」「吾郎ちゃんが『5時に夢中!』で下品なキャラになれるかっていったら向かない」
そもそもマツコはジャニーズタレントとの共演だけでなく、事務所幹部と懇意だというのはかなり有名な話。その幹部とは藤島ジュリー景子副社長で、ジュリー副社長だけでなく、その娘も同席し頻繁に会食をしているとの仲だとの情報もある。ジュリーといえば“女帝”メリー喜多川副社長の娘で、元SMAPのマネージャー・ 飯島三智氏の激しい派閥抗争を繰り広げてきた人物。そんなジュリー副社長と懇意だというのだから、何をか言わんや、である。マツコは「週女」の取材依頼に対し、CM撮影の休憩中に自ら電話をかけてきて、さらに話が止まらず、休憩を延長してまで話を続けたという。その過剰な熱意からして、逆に「文春」記事が痛いところをついたとも思えてしまう。
しかも「週女」は、「新しい地図」事務所にも吾郎の『5時に夢中!』出演について問い合わせている。そこでも「(月1の)出演スケジュールをMXからいただいておりました。後日同スケジュールの出演は断られ」たとの回答があったのだ。
すごいな、マツコ。タブーなどないとばかりに鋭い毒舌を披露してきたが、現在ではすっかり芸能界、テレビ界のしがらみの中にいるということか。森光子なき今、ジャニーズ事務所の新守護神になった!?