「ママ友ランチ会」でドン引き!? 子どもの年齢偽りドリンクバー代をケチるママに困惑……
今や日常生活において、かかせないツールとなっているコミュニケーションアプリ「LINE」。かつては子どもの送迎時に、ママたちが立ち話をしているような光景が見かけられたが、時間に追われ忙しく過ごす共働き世帯が増えた今、ママたちのコミュニケーションの場は、LINEのグループチャットになっているという。そんな、ママたちの「グループチャット」から浮き彫りになった、彼女たちの悩みや、苦悩、気になる話題を覗いてみる。
ママ友間では、「ランチ会」なるものがよく開催されているという。昼食を食べながら、育児の悩みや夫への愚痴などを語らう場となっているというが、その際LINEは、複数のママ友たちと予定を合わせるための最適なツールなのだそうだ。
都内で生後7カ月になる女児を自宅育児中の慶子さん(仮名)は、現在、専業主婦。そのため、ママ友ランチ会が唯一の社交場だと語る。子どもを同じ保育園や幼稚園に通わせているママ同士が友達になるケースが一般的だが、最近では月齢が低い頃から外出をするママも増えたため、出会い方も多様だ。
「ずっと派遣社員として働いていたのですが、35歳になったとき、妊活のために仕事を辞めました。結果的に、すぐ自然妊娠でき、都内の有名な産院で出産。地方にいる母と仲が良くないのもあって、里帰り出産は視野にありませんでしたね。その産院では、同じ週に出産したママさんたちと“お祝い膳”と呼ばれる豪勢な料理を最後に食べるんですが、その時に、LINEを交換したママや、産院主催のベビーマッサージで知り合った月齢が近いママと友達になり、ランチをしています」
慶子さんは、ママ友と1カ月に1度くらいのペースで、ランチ会をしたり、赤ちゃん向けのイベントに出掛けたりしているという。
「ママ友ランチでは、離乳食の進み具合や、予防接種のスケジュールなどを共有し合っています。育児雑誌だけでは得られない情報が入ってくるので、例えば成長具合について『うちの子だけではないんだ』とほっとできることも。あと、ママ友ランチでは、キッズカフェを利用しているのですが、暑すぎて外遊びができない子どもを思いっきりボールプールで遊ばせられ、かつ私もママ友と話せるので、だいぶ気分転換できますね」
しかし、ママ友付き合いの中で、新たなる悩みが生まれたそうだ。「うちの産院は出産費用が高額なため、比較的高齢出産のママが多かったんです。仲良くなったママさんは、みんな正社員で、それなりの役職に就いて働いているワーママで、今は保活の話題で盛り上がっています」と、慶子さんはやや落ち込んだ口調で語る。
「キッズカフェで撮った写真をLINEで交換したり、今は交流が続いているのですが、グループのママさんが『もうすぐ保活で忙しくなるから、暫くランチは無理かな』って連絡がきて、さみしくなりました。私は専業主婦なので、子どもが幼稚園に入園するまで自宅育児予定なんです。LINEのグループで、1人だけ話についていけなくなる日も近いのかもって。このままみんなが保育園に入園すると、ママ友が減ってしまうのではないのかと、心配になっています……」