サイゾーウーマンコラム神林広恵「女性週刊誌ぶった斬り」騒動で強化した松本人志の「吉本支配」 コラム “噂の女”神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第469回】 吉本興業問題で強固になった「松本人志」の支配とテレビ局のタブー 2019/07/30 21:00 神林広恵 女性週刊誌ぶった斬り! ジャニーズ事務所圧力問題に動き そしてテレビ局のもうひとつのタブー、ジャニーズ事務所に関しても大きな動きがあった。7月17日、NHKが緊急速報として<元SMAP3人のTV出演に圧力の疑い ジャニーズ事務所を注意 公正取引委>と伝えたことだ。 公正取引委員会がジャニーズ事務所の圧力について“注意”した。このジャニーズ圧力について、「女性自身」と「女性セブン」がジャニー喜多川氏の“お別れ会”にかこつけて取り上げている。 「自身」ではお別れの会に「新しい地図」の3人も出席し、時間差でも同じ場所に元SMAP5人が結集する可能性を示唆、その上で、公取の動きが追い風になるとしてこんな指摘をしている。 「この一報で、テレビ局は“身の潔白”を証明するためにも、今後、香取さん、草なぎさん、稲垣さんを番組に起用していくことになるでしょう」 (テレビ局関係者のコメント) さらに、「セブン」も同様に「新しい地図」の3人がお別れの会に出席することを、ファンは希望していると伝えるのだが、ジャニーズ圧力、そしてテレビ局についてこう踏み込んでいる。 「実際、公取委の本丸はジャニーズ事務所よりもテレビ局の独禁法違反だとか。今後、テレビ局側に厳しいチェックが入るとされています。テレビ局はあえて潔白を証明するため『新しい地図』の3人を積極的に出席させることが予想されます」(全国紙社会部記者のコメント) たとえ圧力があってもそれを無視、跳ねのければいいのに、しかし積極的に排除に加担してきたのがテレビ局だ。圧力の被害者などではなく共犯者、実行者だといっていい。実際、「新しい地図」3人は地上波から消えているし、公取“注意”も、ほとんどのテレビ局はほんの短く報じただけ、あるいはスルーしている。そして自らに火の粉が降りかかりそうになると、一転、自己保身に走る。 ジャニーズ事務所の圧力問題は、共犯関係・癒着関係にあるテレビ局自身の問題――。いみじくもそれがクローズアップされた「自身」と「セブン」の“ジャニーさんお別れ会”記事だった。 すごい。2011年の福島原発事故以降、社会派記事が目に見えて増えた女性週刊誌だが、今週の「週刊女性」が沖縄問題を大きく取り上げている。トータル10頁! 辺野古の地盤問題に基地の町で暮らす人々、そして貧困と沖縄差別――。さらにタイトルもイカしてる。「『沖縄』を知らない安倍首相へ」。素敵です。 前のページ12 最終更新:2019/07/30 21:00 楽天 松本人志 仕事の流儀 (ヨシモトブックス) 笑えない話ばかり…… 関連記事 吉本興業の隠蔽、恫喝体質より宮迫の“鬼嫁”を報じる「女性自身」の“弱いものいじめ”片岡愛之助・紀香夫妻の“洗脳”疑惑報道における、記者への異例な対応「女性自身」石原さとみ破局報道で気になる、元恋人の動向ジャニー喜多川社長の入院を“解禁前”に報じた「女性セブン」と一切触れない「週刊女性」ジャニーズ御用媒体「女性自身」がまるで“ジャニー喜多川追悼”のように掲載した記事 次の記事 『Mステ』枠移動でジャニファン悲鳴 >