謹慎の吉本芸人は今――「社会貢献コント」で復帰プランに「笑えるわけない」と辛らつな声
雨上がり決死隊・宮迫博之、ロンドンブーツ1号2号・田村亮ら13人の吉本芸人が、反社会的勢に「闇営業」を行っていた問題が、吉本興業のお家騒動に発展し、いまだに決着を見せないでいる。そんな中、吉本が宮迫と田村の2人を除く11人の芸人たちの“早期復帰”に向けて、8月上旬にも話し合いの場を持つ予定でいることが7月27日にわかった。しかし、これに対しネット上では「復帰されても、もう笑えない」「“復帰”の話が出るのが早すぎる」といった批判の声が上がっているようだ。
「当初、宮迫らは闇営業を行ったことを認めるも、報酬は受け取っていないと否定。しかし、結局は宮迫が100万円、田村が50万を受け取っていたことが明らかになり、7月20日の会見では、自らの嘘によって後輩たちにまで嘘をつかせてしまったことを謝罪しています。そのため、現在謹慎処分中のガリットチュウ・福島善成やレイザーラモンHGらには、一部のネットユーザーから『先輩の手前、正直に言いたくても言えなかったのはかわいそう』『宮迫に逆らえなかったんだから、処分についてはもう少し考えてあげてもいいと思う』などの擁護する声も出ていました」(芸能ライター)
しかし、吉本が、ボランティアで施設慰問を行い“詐欺防止を訴える集団コント”を行うという復帰プランを考えていると報じられると、「福祉施設は謝罪の場じゃない!」「笑えるわけがない」と怒りの声が噴出することに。
「現在は、“闇営業問題”と“吉本内部のパワハラ問題”が混同されてうやむやになっていますが、ほかの芸人たちも“10万円以下の報酬”を受け取っていることがわかっています。そのため、相手が反社会組織の人間だとは知らなかったとはいえ『復帰は早い』『芸能界は身内に甘すぎ』という声が出てきるのは仕方がありません。さらに、復帰プランの一つとはいえ、コントを行うということに関しても『社会貢献すれば許されると勘違いしてるのでは』『そういうのはひっそりとやるもの』『見てる側が、笑ってあげる空気になりそう』などと批判の声も飛び交っている状況です」(同)
この“社会福祉向けた活動”というのは、芸人たちが自ら志願した可能性もあるという。
「レイザーラモンHGの妻・住谷杏奈は、15日に出演した『バラいろダンディ』(TOKYO MX)内で、宮迫と田村を含む当時謹慎処分を受けた13人のメンバーで『“ヒカリ”っていうグループLINEを作って、「これからチャリティーとかいろんなことに貢献していこう」というので動いている』とコメントしています。そのため、芸人たちは謹慎処分を受けたその後の身の振り方として、最初からボランティアや福祉活動を視野に入れていたのでしょう」(同)
果たして、この騒動はどう決着するのか。とにもかくにも、金銭の大小にかかわらず、反社会的勢力に関わってしまったことについては、全員がしっかりと反省してほしいものだ。