コラム
【連載】ママ友グループLINEから
保育園の参観日は「サングラスとマスク」必須!? ママ友LINEを盛り上げる「変装参観」
2019/07/10 14:30
介護施設の栄養士として働きながら、4歳になる男児を育児中のシングルマザー・紀子さん(仮名)は、保育参観に参加したいのに、できないジレンマを感じているという。保育参観は、子どもが緊張しないように、一つの内容に2~4人程度の保護者しか参加ができない場合が多い。さらにこの時期天候に左右されない屋内の行事に希望が集中しがちだという。なかには、仲の良いママ友と同日になるよう調整しているママもいるため、保育参観の希望日は重なりやすいと言える。また、希望が集中した日は園側により参加者が振り分けられるため、融通が利きづらいのだそうだ。
「私はシフト上、平日がほぼ埋まってしまっているんです。希望日に参加者が集中してムリだった場合は、保育参観は見送っています。そのため、LINEのチャットで『今日は年中さんの空手の授業を見てきました! 』とか『合同誕生会の様子を送ります』と動画が送られてくると、チャット内で『ありがとうございます』とレスをしています。普段は見られない子どもの姿を見ることができてうれしいのですが、内心、『この日しか休めないから、自分の方を優先してもらいたいのに……』と思ったりしています」
ママ友とのグループチャットは、保育参観の情報共有に持ってこいのアイテムだが、一方で「逆に不満を抱くきっかけになることもあるんですよね」と紀子さんは言う。