ダイソーとSK-IIの人気「日焼け止めアイテム」を比較! 100円と1万円弱でUVカット効果に差は?
――値段の高い日焼け止め/値段が安い日焼け止めは、それぞれどのような人向けと言えるでしょうか。
安藤 値段の高い日焼け止め(5,000円以上、デパコス含む)は、テクスチャー、仕上がりの持続力、スキンケア効果が高いので、以下のような人におすすめです。
・日焼け止め独特のベタベタする感じやニオイが苦手な人
・日焼け止めしながらスキンケア効果も欲しい人
・日焼けしたあと、肌の戻りが悪くなったと感じる人
・日焼け止めを塗ると、夕方メイク崩れがひどい乾燥肌、インナードライ肌の人
一方、値段の安い日焼け止め(ドラッグストアで買える2,000円以下)は、紫外線カット力が強く、ジェルやスプレーなど使いやすいタイプの日焼け止めが多いので、以下のような人におすすめです。
・ボディなど広い部位の日焼け止め対策
・みずみずしいジェルタイプの日焼け止めを好む人
・子どもと一緒に最低限の紫外線カットをしたい人
・汗をかいてこまめに塗り直しをする人
・日焼け止めで肌荒れしたことがない、肌が強い人
――最後に、値段は関係なく「肌の健康」を考えた際、日焼け止めを選ぶポイント/使う際のポイントをお教えください。
安藤 ポイントは3つあります。
・普段は「SPF30/PA+++」を使い、長時間外出の場合は「SPF50+/PA++++」
→海外ではSPF100といった日焼け止めもありますが、効果が高くなると、その分肌に与える負担も大きくなると考えましょう。長時間、外に出る場合は「SPF50/PA++++」、日中は室内だったり、洗濯干し、買い物の場合は「SPF30/PA++」でも十分です。
・惜しみなく使える価格帯
→日焼け止めは朝塗ったら塗り直しをしない人もいますが、そのままにしておくと日焼け止め効果が落ちるだけでなく、汗や皮脂と混ざり合い、ニキビや炎症の原因になります。高級な日焼け止めよりも、2,000円以下の日焼け止めを1日に3〜4回塗り直した方が日焼け止め効果はあります。惜しみなく使える値段のものを選びましょう。
・石鹸で落とせる
→専用クレンジングを必要とする日焼け止めの方が、効果の持続性も高いかもしれませんが、石鹸で落とせるものがいいでしょう。落ちたか落ちてないかわかりにくかったり、専用クレンジングが必要なほど強力な成分なので肌に残ると肌荒れする可能性もあるからです。