Twitterで話題の元ウリセンボーイ・カマたくさんが、「売春を始めたきっかけ」を明かした理由
中塩 2月6日の動画は、売春を始めた経緯を漫画にしたものでしたけど、衝撃的な内容でした。酒乱で家庭内暴力(DV)のひどいお父さんが、売春を始めるきっかけになったと。どこまでが事実なのだろうと思いながら見ました。
カマたく オール本当の話です。あまりにも、なぜウリセンを始めたのかを聞かれるから、面倒臭いな、言ったほうが楽かなと思って。
中塩 ウリセンボーイを取材してきた中でも、カマたくさんの話は特に衝撃的でした。16年間、体を売っていたということは、逆算したら、13〜14歳からじゃないですか。
カマたく そうですね。中1からなんで。
中塩 中学から援交を始めて、お小遣いや生活費を稼いできたという人は少なくないんですけれど、父親が息子に男性客をあてがってビジネスにしてしまったというのは初めて聞くパターンでした。
カマたく そうですねぇ。きっかけは父親でしたけど、その後、継続してやる必要はなかったんですよね。でも、私は開き直っちゃったんです。普通だと父親にそんなことをされて傷つくはずなんですけど、「こういう稼ぎ方があるんだ。便利ね」という、あっけらかんとした感じでした。父親はもう死んでますし、なぜああいうことをしたのか、意図を聞いたことがないのでわからないですけど。
中塩 最初にお父さんに連れられて男の人のところへ行ったのは、13歳の時なんですよね?
カマたく そうです。「友達の家に行くから」みたいに言われました。急にそう言われたから、「なんで?」とは思いました。
中塩 いきなり男の人と2人きりにさせられたんですか?
カマたく はい。それで父親は「パチンコ行ってくる」とか言って出たんですよね。あんまり覚えてないですけど。
中塩 そこから怒涛の展開になって、びっくりですよね。いきなり男性とセックスすることになるなんて。お父さんには、その後、何か言わなかったんですか? 「ひどいよ」とか「ありえない」とか。
カマたく あんまり……。父親にお金さえ渡せば、そんなに暴力も振るわなくなったし、おとなしくなったんですよね。本当に暴力が減ったんで、これでいいじゃんみたいな感じだったんですよ。別に、そんなにしんどくないし。