『ラジエーションハウス』、“特別編”放送で波紋……「持ち越しかよ」「セコイやり方」の声
窪田正孝が主演を務める月9ドラマ『ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~』(フジテレビ系)の最終回が6月17日に放送され、平均視聴率は自己最高の13.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。24日には同枠で「特別編」が放送されるとの発表もあり、「うれしい!」と喜びの声が上がっている。一方で、「スッキリしない終わり方」「モヤモヤが残ったままだった」という不満も噴出している。
同ドラマは、医師免許を持つ天才放射線技師の五十嵐唯織(窪田)が、幼馴じみで放射線科医の甘春杏(本田翼)とかわした「世界一の放射線技師になる」という約束を果たすため、甘春総合病院へやってくることから始まるストーリー。CT(コンピューター断層診断)やレントゲンの画像写真を駆使し、“視えない病”を抱える患者たちと向き合う奮闘が描かれていた。
「全話平均視聴率が12.1%と、数字は最後まで好調を保ちましたが、放送開始当初からヒロインを務める本田に対しては、『演技がヘタすぎる』との苦言が相次いでいました。最終回でも『ストーリーが面白くて見てたけど、本田は最後まで演技に成長が見られなかった』『本田翼、今回特に演技ヤバくなかった?』『本田の演技がひどすぎて、話は面白いのに見てるのキツかったわ』と、酷評ばかり目立つことに」(芸能ライター)
また、最終回のストーリーについては「モヤモヤする」「納得いかない」など、ネガティブなコメントが多数見受けられた。
「最終回が不評に終わった理由は、主に二つあるよう。まず一つは、甘春が“約束”のことはおろか、五十嵐が幼馴じみであることすら思い出さないまま、話が終わってしまったことです。これには、視聴者から『思わず「これで終わり!?」って叫んだわ。なんで甘春は五十嵐のことまで忘れちゃったんだろう』『なんか違和感……幼馴じみの名前くらい、普通覚えてないか?』とツッコミが続出しており、『スッキリしない終わり方』だと感じた視聴者が多かったようです」(同)
もう一つは、実質的な最終回が「特別編」に持ち越されたことだという。
「『特別編』の放送は、最終回が終了するまで明かされていなかったため、今回で完結すると期待していた視聴者からは、『終わり方が残念だなと思ったら、特別編に持ち越しかよ!』『特別編はうれしいけど、最終回は最終回できちんと終わらせてほしかった』『なんか一気に萎えちゃった……セコイやり方だなあ』と落胆の声も。『こんな終わり方にするくらいなら、次週を最終回にするべき』との指摘もあり、サプライズが裏目に出た形ですね」(同)
せっかくの良い流れを断ち切りかねない「特別編」の放送。この決断は、果たして正しかったのだろうか……。