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『ゲーム・オブ・スローンズ』8つのトリビア! IKEA活用の衣装にブッシュの生首、あの人気ミュージシャンも登場

2019/06/08 16:00
堀川樹里

 ショッキングなシーンが多い『ゲーム・オブ・スローンズ』だが、シーズン1第10話に登場した「棒に刺され、一列に並んだ裏切り者のさらし首」には、別の意味でショックを受けた人が多かった。最後に映されたさらし首の横顔が、ジョージ・W・ブッシュ元大統領の横顔に瓜二つだったからだ。

 問題の頭について、製作総指揮者のD・Bとデイヴィッドは、DVDの解説で「わざとじゃないし、政治的な意図もない」と述べた上で「最後の頭はジョージ・ブッシュ」と認めたことから、共和党は大激怒。「この番組では、たくさんの作り物のボディパーツを使用する。それをすべて我々が一から作るとコストがかかってしまうので、他の番組などで使われた小道具の使い回しをしているんだ。その中にブッシュの頭部があり、たまたま使っただけ」と苦しい弁解をしたが、共和党以外の人からも「悪趣味」と批判された。最終的に放送局の米HBOが、正式に謝罪。「趣味の悪い冗談で済まされるものではない」と陳謝し、今後DVDなどを制作する際には問題のシーンを削除するとの声明を出した。

最も多く出演している役者は?

 ドラマに最も多く出演した役者は、ティリオン・ラニスター役のピーター・ディンクレイジ。全73話のうち、67話に出演した。

 ティリオンというキャラクターは、小人症のため“小鬼”と呼ばれているが、頭脳明晰で情の厚い人気キャラクター。役をオファーされたピーターは当初、ファンタジー作品と聞いて「『白雪姫』に登場する7人の小人のような格好をさせられるのではないか」と乗り気ではなかった。しかし、クリエーターたちから作品の世界観や、ヒーローでも悪役でもない女ったらしの酔っ払いの役だと説明され、即決した。

 ちなみに、ほとんどのキャストは正式なオーディションを経たが、ピーターだけは原作著者で製作総指揮者のジョージ、脚本家で製作総指揮者のD・Bとデイヴィッドの3人の意見が一致し、オーディションは受けていない。

 ティリオン役でエミー賞やゴールデン・グローブ賞を獲得したピーターだが、実はベジタリアン。劇中で肉を食べるシーンは、豆腐や偽肉を食べている。

共演した犬を引き取ったソフィ・ターナー

 ソフィー・ターナーが演じた、スターク家の長女サンサ・スターク。シーズン1では、父が拾った6匹の大狼の中から、気性が穏やかな1匹を引き取り、レディと名付けて育てていた。その後、レディは殺されてしまい、ノーザン・イヌイット・ドッグ(狼に似せて作られた犬種)のZunniもお役御免となったのだが、ソフィーはZunniを引き取り、大切に育てた。17年にZunniが亡くなった後にも、似たような犬を家族に迎え入れるなど、Zunniへの思い入れは今なおとても強い。

 ちなみに大狼はスターク家の紋章にもなっており、ソフィーは昨年6月、最終シーズンに向けて、腕に紋章とサンサの父の言葉「群れは生き延びる(The pack survives)」というタトゥーを彫り、大きな話題となった。

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