ジャニーズ事務所、グッズのオンライン販売開始で「キャンセル返品規定」に注目集まる
東京、愛知、大阪、福岡の全国4カ所に存在するジャニーズ事務所の公式グッズ販売店「ジャニーズ ショップ」。休日は行列になる場合も多いことから、かねてより「ほかの地域にもジャニショを作ってほしい」といった要望が相次いでいた。そんな中、5月1日、多くのジャニーズファンが待ち望んだ「ジャニーズショップオンラインストア」の開設が明らかになり、ネット上では「ジャニショのオンラインありがたい!」「ジャニショまで、わざわざ買いに行かなくてもよくなる!」と、感激の声が続出している。
ジャニーズショップのオンラインストアは5月6日に始動とのことで、TOKIO、KinKi Kids、V6、嵐らデビュー組から、現在は個人で活動する佐藤アツヒロ、木村拓哉、内博貴、風間俊介、屋良朝幸、長谷川純と、ジャニーズJr.を卒業した4人組ユニット・ふぉ~ゆ~などの商品を販売するという。アイテムは生写真各種、「フォトBook 2018」各種、ライブ写真集「JOHNNY’S LIVE COLLECTION 2018」になるそうだ。
「近年のジャニーズ事務所は、デジタル面での“改革”が次々に起こっていますが、そのたびにファンからは『それよりもジャニショの店舗数を増やして』と不満の声が出ていたため、ようやく願いが叶った形です。オンラインストアは事前のユーザー登録が必要で、一人あたり1アイテム5点まで、支払い方法は、クレジットカード決済、コンビニエンスストア店舗決済、Pay-easy決済、インターネットバンキング決済が利用可能となっています。また、5月30日に店舗がオープンするジャニーズJr.のグッズショップ『Johnnys’ ISLAND STORE』も、7月にオンラインストアが誕生予定だとか」(ジャニーズに詳しい記者)
「ジャニーズショップオンラインストア」の配送料は宅配便1配送につき、全国一律で648円(税込み)がかかるものの、ファンの間では「田舎から頑張ってジャニショ行ってたから、送料なんて安いもん」「駐車場とか電車代考えたら送料なんて安い」と、概ね受け入れられている。ほかにも、「ジャニショがオンラインショップ始めるのビックリ!」「これで転売業者が減り、ジャニショの混雑も改善され、地方のファンもグッズが買える」「たとえ写真数枚しか買わないとしても、転売業者に払うよりよっぽどいい」と、好意的なコメントがあふれている。
また、ジャニーズ公式サイトに掲載されたオンラインストアの「ご利用ガイドページ」をチェックした一部ファンからは、「キャンセルの規定が強気」だという指摘も。キャンセルや返品に関する注意書きの中で、「一度目の再配達でもお客様の事情により商品のお引き渡しができない場合、二度目以降の再配達のご依頼時には配送料金を着払いとさせていただきます」と手厳しい条件が記載されており、また商品が返送された後、6カ月以内の保管期間に引き渡しができない時も、商品代金と「保管に要した費用を請求」すると記されている。状況次第ではユーザー資格の停止もあり得るそうだ。
「今回のオンライン販売を受けて、かつてジャニーズが実施していた通信販売を思い出す人も続出。『もう20年ぐらい前の話だけど、ジャニショの写真が通販されてた』『昔は資料請求すると写真が載った冊子が届いて、注文してた』『ジャニショの通販で買ってたけど、いつの間にかカタログ来なくなった』と懐かしんでいます。ファンがTwitterにアップしたカタログショッピングの案内画像を見る限り、少なくとも2012年頃までは、写真が1セット4枚組600円で販売されていたようですね」(同)
さらに、今回のオンラインストアは「1週間前後で出荷」と記載があるが、「前に通販やった時は、忘れた頃に届いたから1週間はすごい」と喜ぶ声も。しかも代引きだったから受取拒否が続出したんだよね」「前は子どもが勝手に注文して、保護者が受取拒否したケースもあったみたい」「昔あったジャニショの通販は、未入金や受け取らない人が多かったから中止になったんだよ」と、以前の通販が終わった要因について言及する書き込みも上がっていた。
コンサートグッズなどもオンラインストアで購入できるようになれば、利用者はより一層増えていくのだろう。まずはサービス開始を楽しみに待ちたい。